2020.07.30 医学論文を執筆したいけれど忙しくてなかなか取り組めない――。そんな医師向けに、効率的に論文を執筆し、さらにジャーナルの採択率を高めるためのコツをご紹介する、シリーズ「勤務医が知っておきたい医学論文作成のイロハ」。全11回にわたり、論文執筆・投稿で押さえるべきポイントを、東京大学大学院で臨床疫学と医療経済学の教授として若手研究員を指導し、「Journal of Epidemiology」の編集委員も務める康永秀生氏に、解説いただきました。連載をまとめて振り返り、特に押さえておくべきポイントを紹介します。 ※要約前の記事は、本文記事中のリンク、もしくはページ下部の一覧からご覧いただけます。 1.論文作成の準備-研究計画の立て方 医学論文は、テーマの着想から執筆・投稿までを2~3年以内に行うのが理想的です。データ収集が完了したら遅くとも半年以内に投稿しましょう。 効率的な論