2010年9月14日、釧路高専の先生から1通のメールが届いた。内容は、専攻科の2年生、30人程度を対象とした講演のお誘いだった。そして2010年11月25日の夜、ボクは釧路空港に降り立った。 釧路に7年弱ほど住んでいながら、実は、釧路空港を訪れたのは今回が初めて。久しぶりの釧路は、この時期、やはり寒かった。そこからバスに乗り、釧路高専の横を通過し、釧路駅近くのホテルにチェックインを済ませ、末広の居酒屋にて、お世話になった先生たちとごはんを食べてお酒を飲んだ。 この夜がとても愛おしかった。 ごはんがとても美味しい。お酒も美味しい。在学中は、よく分からないことで言い争ったりもした先生と乾杯して、お話をする。ボクが話すひとつひとつのことに、先生たちが喜んでくれているような気がして、あの頃を生きた地に歓迎されるのは嬉しかった。講演の準備を残したまま、夜は更けていった。 とある卒業生が見ている世界
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