「天皇免責で右傾化」=抗日戦争、公式解説書に明記−戦後70年でけん制・中国 抗日戦争勝利70年に合わせて中国で出版された「中国抗日戦争史簡明読本」 【北京時事】抗日戦争勝利70年に合わせて中国で出版された抗日戦争史の公式解説書で、極東国際軍事裁判(東京裁判)について、天皇の戦争責任が追及されなかった結果、「戦後、日本の一部政界要人や右翼勢力が、侵略戦争に対して誠意ある反省・悔悟を行うことを拒絶し、日本政治の長期的な右傾化をもたらした」と明記していることが分かった。 また「第2次大戦後に米国が天皇制を留保(継続)したことが、日本で右傾化した保守政治体制を再建する政治的基礎と精神的支柱になった」との認識も示した。 解説書は5月に出版された「中国抗日戦争史簡明読本」(人民出版社)で、「抗日戦争史の宣伝・教育をさらに強化する」(共産党機関紙・人民日報)ために発行された。 北京市党委員会機関紙