「どけよ、ババァ!」――。 こんな暴言を吐いて、逮捕された男がいる。 飛行機の中で、携帯電話の使用をめぐりトラブルとなり、 「切ってるだろ! どけよババァ!」 「お前らぶざけんなよ!」 「うっせーな!」 と、機内に響き渡る声でCA(客室乗務員)を罵倒したのである。 といっても、この事件が起きたのは、今から7年前の2007年。 この年は世界的にも、旅客機内の乗客が暴言を吐いたり、暴力を振るったりする迷惑行為が問題になり始め、深刻な事態と認識した国際航空運送協会(IATA)が、報告件数の統計を取り始めた年でもある。 そして、先日。 2007年から2013年までの間に、「2万8000件を突破する迷惑行為が報告され、迷惑行為は増加し続けている」とのまとめをIATAが出した。 また、ロンドンでは、“迷惑行為”問題について話し合う国際会議が開かれ、「迷惑行為は少なく見積もっても週300~400件に達し
![「部下はお客サマ?」 感情を切り売りする上司の憂苦:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)