ブックマーク / president.jp (18)

  • 「これではとても住み続けられない」引っ越してすぐに思い知った"デザイン重視の家"の落とし穴 梅雨が明けたばかりのリビングが真夏のビニールハウスに変化

    ほぼすべての家の南面に掃き出し窓がある 掃き出し窓と呼ばれる窓がある。 あなたの家にもあると思う。庭やバルコニーとの境にある大きな引き違いの窓、あれが掃き出し窓だ。室内のゴミやホコリをそこから「掃き出した」のが語源といわれる。昔は現在の地窓のように高さの低いものをいったが、いつのまにか背丈を上まわる高さのものも掃き出し窓と呼ぶようになった。 西洋の住宅にも掃き出し窓はある。だが日のように、どこの家でもあたりまえのように設けられてはいない。そこには気候風土にともなう建築構法の違いなどが大きく関係しているのだが、話が長くなるのでここでは割愛する。 掃き出し窓の特徴は、「建物の南面に設けられる」ということだ。むろん例外はあるが、戸建住宅の掃き出し窓といえば一般的には南面の窓ということになる。 近所の住宅地をぶらっとひと回りしてみた。 やはり、ほぼすべての家の南面に掃き出し窓がついていた。幅18

    「これではとても住み続けられない」引っ越してすぐに思い知った"デザイン重視の家"の落とし穴 梅雨が明けたばかりのリビングが真夏のビニールハウスに変化
    urandom
    urandom 2023/12/03
    ともあれ掃き出し窓は滅びるべきである。
  • 誕生4日後の孫を「創業家の養子」にするため英国へ…超名門企業の「男児を世継ぎにしたい」という異様な執着 「役員予定」だった娘婿は、息子と引き離され会社をクビに

    ミツカンに対し1億円の賠償を求めていた 東京地裁709号法廷はその日、傍聴希望者で満席となっていた。8月10日13時30分すぎ。予定より15分ほど遅れて、海外でも注目されていた訴訟の判決言い渡しはわずか数分だった。「原告の請求はすべて棄却する」。傍聴席からはどよめきが流れた。 勝訴した被告は、「味ぽん」などで知られる老舗品メーカーの「ミツカン」(ホールディングスなど2社)。原告は、ミツカン創業家の娘婿として迎えられ、役員ポストまで約束されていながら、長男が誕生するや子と引き離され、その後、とは離婚、ミツカンからは解雇された中埜なかの大輔氏(42)だ。 この日の判決は、大輔氏が「違法で不当な配転命令だ」と主張して1億円の損害賠償を求めた訴訟だった。 判決文を精査した大輔氏および代理人弁護団は「あまりにも杜撰な審理、お粗末な事実認定」として、東京高裁に控訴している。まずは訴訟に至るまでの

    誕生4日後の孫を「創業家の養子」にするため英国へ…超名門企業の「男児を世継ぎにしたい」という異様な執着 「役員予定」だった娘婿は、息子と引き離され会社をクビに
    urandom
    urandom 2023/12/02
    同族経営には時代錯誤で中世じみた価値観が付き物とはいえ、この件くらいのはなかなか見られない。
  • 日本がIT後進国になったのは「技術力の差」ではない…数多のチャンスをすべて潰してきた「著作権法」という闇 アメリカが伸びたのは「フェアユース」があったから

    厳しい著作権法が日ITをダメにした 前回の記事(20年前なら日IT技術は世界一だった…天才プログラマーの7年半を奪った「著作権法」という闇)において、2004年にファイル共有交換ソフト「Winny」を開発した東京大学大学院特任教授(当時)の金子勇氏が著作権法違反幇助罪で逮捕、起訴されたことで、日が世界のIT革命に乗り遅れた件を取り上げた。 その一方で、動画配信システム「YouTube」が生まれたアメリカでは、1998年に制定されたデジタル・ミレニアム著作権法で、検索エンジンや動画サービスなどのサービス・プロバイダーは、法律に定める要件を満たしていれば著作権侵害の責任を負う必要がなく、そのおかげでYouTubeが世界を席巻するようになったこともお伝えした。

    日本がIT後進国になったのは「技術力の差」ではない…数多のチャンスをすべて潰してきた「著作権法」という闇 アメリカが伸びたのは「フェアユース」があったから
    urandom
    urandom 2023/08/22
    Winnyが革新的だったとか信じてそうと思ったら実際に『国破れて著作権法あり 誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか』なる著書もあるらしい。/ フェアユースを大陸法・訴訟有罪率が高い日本に移植されても基準が読めず困る
  • なぜロシアや中国は他国を侵略するのか…世界情勢が小学生でもよくわかる「地政学」超入門 なぜ「禁断の学問」とタブー視されていたのか

    世界情勢の理解に役立つ「地政学」 毎日ニュースや新聞、ネットで流れてくる情報を見ていて、 「世界では大きな事件戦争が起きている。大変なことはわかるけど、むずかしくてよくわからないなぁ……」 そんなふうに思ったことはないかな? 最近では、ウクライナロシアが侵略をおこなったり、中国が「台湾は自分の国の一部だ!」といって台湾周辺で軍事訓練をおこなったり、ぼくらの住む日でも憲法を変えようとする動きが出てきたり、アメリカがいろんな国と対立したり仲良くなったり……なぜこんなことが起きるんだろう? さらに、国と国との関係がだんだんと複雑になっていく世界で、日がこれからも平和でいられるためにはどうすればいいのかな? そんな問題解決に、おおいに役立つのが「地政学」なんだ。 時代は変わっても、地理的条件は変わらない 世界にはたくさんの国があり、そこには多種多様な人々が住んでいる。人が多くなれば、考える

    なぜロシアや中国は他国を侵略するのか…世界情勢が小学生でもよくわかる「地政学」超入門 なぜ「禁断の学問」とタブー視されていたのか
    urandom
    urandom 2022/12/15
    きっつー。なお「地政学」はタブー視されてるとかではなく、あまりに単純で戦後からは現実を把握する役に立たなくなったから忘れ去られただけだよ。知るならちゃんと学術的な議論に耐えている枠組みにするべき。
  • なぜ中国共産党は習近平の暴走を止めないのか…中国が「世界の嫌われ者」に転落した根本原因 「強いリーダーを作る」という大胆な賭けの巨大リスク

    中国共産党は1981年の「歴史決議」で、毛沢東時代の反省を踏まえ、「徳と才を兼ね備えた指導者らによる集団指導体制を必ず樹立し、いかなる個人崇拝も禁止する」「指導者・幹部の事実上の終身制を撤廃する」と掲げていた。 ところが、10月11日に採択された41年ぶりの「歴史決議」には、「個人崇拝禁止」や「集団指導」の文言は記されなかった。そして、今回の党大会で、習近平総書記の異例の3期目が決まる見通しだ。このまま終身となる可能性もある。 習近平総書記の独裁体制を強める中国はこれからどうなるのか。神戸大学の梶谷懐教授(中国経済)、神戸大学の李昊りこう講師、中国政治ブロガーの水彩画氏の3人に聞いた。 3期目だけでなく4期目までが確実視されている ——日のメディアでは「党大会の注目点は習近平総書記が3期目に突入するかどうか」と言われてきましたが、専門家の間ではかなり前から確定的と見られてきました。 【李

    なぜ中国共産党は習近平の暴走を止めないのか…中国が「世界の嫌われ者」に転落した根本原因 「強いリーダーを作る」という大胆な賭けの巨大リスク
    urandom
    urandom 2022/10/22
    "いったん強力なリーダーが誕生してしまえば、その後に後悔しても枷はつけられないわけです。2018年の憲法改正の時点で、こんなはずじゃなかったと後悔した共産党関係者もいたのでは。"
  • 価格が安いのにはワケがある…現役医師が「私はジェネリック薬は飲まない」と断言するワケ 「ジェネリックを全部否定するわけじゃないけど…」

    「一線で働いている人はほとんど信用してない」 先発と同じ成分で、安心して安く服用できるという認識が広がっているジェネリック薬。しかしジェネリックを使わないし、信用していないという医師がいるというので、知人を介して話を聞いた。今年60歳になった男性外科医で、関西の大学病院に勤務している。 ——先生はがんのご専門と聞いています。 【F医師】ええ、医師の経験はもう30年以上です。胃がんと、道がんを専門としています。患者さんの容体によっては夜中に呼び出されることもありますよ。病院内にベッドがあって、そこで寝ることもあります。医師の働き方改革から見たら、ぜんぜんダメ。うちの病院は引っかかるね、きっと。 ——ジェネリック薬のいろいろな側面を伝えることができればと思って、お話を聞いていますけれども、先生はどんなご意見ですか。 【F医師】私はジェネリックに非常に批判的っていうか、まあ大きな病院でも一線で

    価格が安いのにはワケがある…現役医師が「私はジェネリック薬は飲まない」と断言するワケ 「ジェネリックを全部否定するわけじゃないけど…」
    urandom
    urandom 2022/07/12
    消費者からは質はわからないし、制度上完全にコモディティだから、市場原理に任せると過当競争になって持続可能でないというのはあるんだろうね。うまく釣り合いが取れる仕組みを作れればいいんだけど。
  • 佐藤優「大量の武器が闇市場に流れ、ウクライナはアフガニスタンになる」 ジャベリンを持った銀行強盗がやってくる

    2022年6月21日、ウクライナの首都キエフで、ルクセンブルクのグザビエ・ベッテル首相と共同ブリーフィングを行うヴォロディミル・ゼレンスキー大統領(写真提供=ウクライナ)。 すでに大量の武器と弾薬がウクライナに送られている 6月16日、エマニュエル・マクロン仏大統領とオーラフ・ショルツ独首相、マリオ・ドラギ伊首相がキエフを訪問しました。3人はウクライナがEU加盟候補国となるのを支持するとともに、そのためにはロシアとの和平協議が不可欠であると述べました。 西側諸国のうち、フランス、ドイツ、イタリアが和平協議を呼びかける一方で、武器の支援に力を入れているのがアメリカ、イギリス、ポーランドです。アメリカロシアウクライナ東部で戦果をあげるようになってきたことで、「この戦争は外交によってのみ終結する」ものであり「大量の武器と弾薬を迅速に送ったのは、ウクライナが戦場で戦い、交渉の席で可能な限り強い

    佐藤優「大量の武器が闇市場に流れ、ウクライナはアフガニスタンになる」 ジャベリンを持った銀行強盗がやってくる
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    urandom 2022/07/05
    一見中立的な書きぶりにしてもウクライナ民兵をアルカイダになぞらえて語る中で思考の枠組みがどんどん漏れてしまっているのが面白い。
  • 上位はスカスカな「まとめ記事」ばかり…そんなグーグル検索より便利な次世代サービスの共通点 ネット社会は「実名経済」から「偽名経済」に変化しつつある

    情報の濃い「生情報」にたどり着けない 今年2月、アメリカで「Google Search Is Dying」(Google検索は死にかけている)と題したIT系ブログ記事が話題となりました(※1)。 ※1:DKB「Google Search Is Dying」 この記事のポイントは、「広告」と「SEO」の蔓延でGoogle検索の質が低下し、ユーザーの「Google離れ」が起きているというものです。 ユーザーはどこに不満を抱いているのか。それは、なにかを調べたいと思ってGoogle検索をしても、上位には情報の薄い「まとめ記事」が出てくるばかりで、体験談やレビューといった「生情報」にたどり着けないという問題があるからです。 試しにグーグルで「トンカツ 新宿」で検索すると… この傾向は、特に商品や店のレビューで顕著です。 例えば「トンカツ 新宿」と検索すると、最上部にはGoogleマップとそれに紐付

    上位はスカスカな「まとめ記事」ばかり…そんなグーグル検索より便利な次世代サービスの共通点 ネット社会は「実名経済」から「偽名経済」に変化しつつある
    urandom
    urandom 2022/04/30
    Redditはモデレータの権限が非常に大きい代わり、自分のsubreddit(板)を自由に立ち上げることができる。あるsubredditに問題があれば自分で別のを立ち上げて管理する選択肢がある。これにより自由と責任が両立されている。
  • 「今しかなかった」プーチンが2月24日にウクライナ侵攻へ踏み切った本当の理由 一刻も早くウクライナ全面戦争をやめさせるために必要な知恵

    戦争をやめさせるために、いま米欧NATO等西側諸国は、①ウクライナに対する武器供与はじめ物心両面での支援の拡大、②「これまでロシアが経験したことのない大規模な制裁の実施」③リベラルデモクラシー諸国を中核としてできるだけ多くの国による国際的なプーチン批判、を三柱として、プーチン政権への圧力を極大化してきた。 なぜ侵攻は「2月24日」だったのか 日政府もその先頭を走っているし、このやり方は一定の成果を上げているようである。しかし、一刻もはやくウクライナ全面戦争をやめさせるためには、なぜプーチンが2月24日に全面戦争にふみこんだのか、その戦争目的を知らなくてはいけないと思う。目的を分かってのみ、一刻も早い停戦実現の可能性が生まれてくるのではないか。 昨年の12月ごろからウクライナ周辺でロシア軍が大規模演習を始めたころから、ロシアの目的には、直近の目的と中長期的な目的があると分析された。直近の

    「今しかなかった」プーチンが2月24日にウクライナ侵攻へ踏み切った本当の理由 一刻も早くウクライナ全面戦争をやめさせるために必要な知恵
    urandom
    urandom 2022/03/09
    なんでプーチン体制に思い入れの深い人々は誰も彼も薄弱な論拠で物語を作りたがるのだろう?(たとえばトルコに民族紛争はないのか?) そして「ロシアの内的論理」に寄り添った結果があの3000億円なのでは?
  • 「ウクライナを焚きつけたEUの責任は重い」国民性のそっくりな兄弟国が戦争に至った本当の理由 軍事侵攻と惨禍の責任はプーチン大統領がもっとも重いが…

    ロシアによるウクライナ侵攻がやむ気配はない。プーチン大統領は欧米や日などによる経済制裁を受け、核使用をもちらつかせる。統計データ分析家の川裕さんは「ソ連崩壊後、ロシアウクライナは共通した歴史体験をし、似た価値観や国民意識を持っていた。2014年以降、ロシアはEUへの対抗意識を強める一方、ウクライナはEUへと傾斜。兄弟国の衝突の背景にはウクライナを焚き付けたEUの存在がある」という――。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻 ウクライナ2022年2月24日からプーチン・ロシア大統領の命令により、ロシア軍の軍事侵攻を受けている。各地で激しい戦闘が行われ、市民を含む多くの犠牲者が出ている。これに対し、世界各国や世界中の市民からの非難が相次ぎ、ロシアへの厳しい経済制裁もはじまっている。 プーチン大統領は侵攻前、ウクライナ東部のドンバス地域にあるドネツク、ルガンスク2州で親ロシア派武装勢力が実

    「ウクライナを焚きつけたEUの責任は重い」国民性のそっくりな兄弟国が戦争に至った本当の理由 軍事侵攻と惨禍の責任はプーチン大統領がもっとも重いが…
    urandom
    urandom 2022/03/09
    "統計探偵/統計データ分析家" "東京大学農学部卒" "近著は『なぜ、男子は突然、草食化したのか』"/仮説てか自分の物語に関係しそうな数字を探してきてる感じ。プロパガンダ飛び交う中にこんな爆弾をぶっこむ無邪気さよ
  • 佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない

    ウクライナにおける戦闘は終局面に近づいてきた ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は激しさを増し、民間人にも多くの犠牲者を出しています。 しかしウクライナにおける戦闘は、終局面に近づいてきていると思います。 3月3日に行われたロシアウクライナによる2回目の停戦協議で、攻撃にさらされる都市から民間人を脱出させるための退避ルート「人道回廊」を設置し、その間は一時的に周辺での戦闘を停止することで合意したからです。 人道回廊を作って民間人を逃がすということは、あとに残るのは軍人だけになりますから、最後まで戦い続けるというウクライナ側の意思表示であり、ロシア側もそれに応じるということです。つまり、戦闘が終局面に入ったことを示しているわけです。 もっとも実際には、3月7日現在、人道回廊は作られていません。実施される予定だった東部の都市マリウポリとボルノバハでは戦闘がやまず、延期になりました。ロシアもウ

    佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない
    urandom
    urandom 2022/03/07
    プーチンの精神状態が問題なのはどこまで本気なのか、言い換えれば本当に核ミサイルをぶっ放すのか否かを探るためという前提レベルの話を知らないわけがないので、この人は意図して議論を矮小化していると判断した。
  • 佐藤優「もしもアメリカがトランプ大統領のままなら、ロシアのウクライナ侵攻は起こらなかった」 「ロシアが軍事介入するなら、アメリカも軍を送る」と脅せたはず

    プーチンは精神を病んだのか 2月24日、ロシアのプーチン大統領はウクライナへの軍事侵攻に踏み切りました。 すべての国連加盟国は武力による威嚇や武力行使に訴えてはいけないという、戦後長らく守られてきた国連憲章第2条4項の約束事を露骨に破り、既存の国際秩序を破壊したわけですから、ロシアの責任は法的にも道義的にも大きい。ロシアの行っていることは厳しく指弾されなくてはいけません。 しかし、情勢を正確に分析するためには、ロシア側の理屈、つまりはプーチン大統領の頭の中を冷静に理解する必要があります。 米議員の中にはプーチン大統領の精神状態を危惧する声もあります。ホワイトハウスのサキ報道官は2月27日、テレビのインタビューで「(プーチン氏は)コロナ禍で明らかに孤立している」と指摘しましたが、私の見る限り、プーチン大統領はいたって冷静で孤立もしていません。

    佐藤優「もしもアメリカがトランプ大統領のままなら、ロシアのウクライナ侵攻は起こらなかった」 「ロシアが軍事介入するなら、アメリカも軍を送る」と脅せたはず
    urandom
    urandom 2022/03/02
    トランプ政権ならむしろ経済封鎖にも乗らなかった可能性があるし、アメリカが軍事威嚇すれば中国はロシアを支援するのでは。
  • 「弱者男性の安楽死を合法化せよ」明らかな差別的発言がまかり通る日本のヤバさ 「優生思想」がじわじわ広まっている

    「努力は遺伝に勝てない」身の回りに優生思想は存在する 【斎藤】私は優生思想については、ある意味古典的な、優秀な遺伝子の継承を目的とした人工的な淘汰とうたを肯定するという考え方にとどまらず、人間の「生」に対して、「良い生」や「悪い生」があるといった価値判断を下す思想全般が含まれる、と考えているんですよ。「マイルドな優生思想」と言えばいいでしょうか。 【佐藤】全く同感です。その視点に立って眺めてみると、なにも、「意思疎通のとれない障害者は安楽死させるべきだ」「重度・重複障害者を養うには莫大ばくだいなお金と時間が奪われる」などの言説をした2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件の植松死刑囚の世界まで行かずとも、身の回りに優生思想が様々な形で顔を出しているのが見えてきます。 私は、「努力は遺伝に勝てない」「『悪い生』に生まれたら、そこから抜け出せない」といった優生主義の発想は、人々が様々なことを

    「弱者男性の安楽死を合法化せよ」明らかな差別的発言がまかり通る日本のヤバさ 「優生思想」がじわじわ広まっている
    urandom
    urandom 2022/02/09
    「努力は遺伝に勝てない」は優生思想ではなく所与の前提でしょう。その上で生の尊厳に差はないので是正が必要になる。むしろ、ナイーブな努力信仰こそ他者を「役に立つ」かで値踏みする発想をもたらしていると思う。
  • 「4000冊の蔵書が一瞬で吹っ飛ぶ」アマゾンの電子書籍が抱える根本的な落とし穴 購入しているのは「所有権」ではない

    紙の書籍と電子書籍には決定的な違いがある。ITジャーナリストの三上洋さんは「紙の書籍は所有物だが、電子書籍には所有権はない。あくまでも『利用権の購入』なので、規約違反などでアカウントが停止されれば、すべての蔵書を一瞬で失うことになる」という――。 Kindleに保存した4000冊のが突然読めなくなった 2021年8月下旬に「Kindleの4000冊の蔵書が吹っ飛んだ」という匿名の投稿が話題になりました。投稿者は、Amazonギフト券をほかから安く買って定期的に使用していたことから、Amazonアカウントが永久凍結され、結果としてKindleにあった約4000冊もの電子書籍が消失してしまったというのです。 匿名記事とは言え、実際にありえる話です。Amazonの規約には、不正利用やギフト券の不正使用などがあった場合、アカウントを停止すると書かれています。もしAmazonアカウントが停止されれ

    「4000冊の蔵書が一瞬で吹っ飛ぶ」アマゾンの電子書籍が抱える根本的な落とし穴 購入しているのは「所有権」ではない
    urandom
    urandom 2021/09/09
    NFTに所有権が発生するというのもDRMの代替になるというのもとんでもない誤り。意図的に紛らわしい言い方をして誤解させようとする事業者が一番悪いけど、この分野のライターなら最低限の理解はしていないといけない。
  • 「タバコを吸う人は悪人」コロナ後の世界では健康管理はモラルに変わる "健康で健全な社会"の息苦しさ

    コロナ禍は社会にさまざまな変化をもたらした。文筆家の御田寺圭さんは「このパンデミックは市民生活における『健康』の観念を変えた。健康を目指すことが社会的な規範として要求されるようになったのだ」と指摘する――。 「アフター・コロナ」の世界で元通りにならないもの 世界ではいま、ワクチン接種が着実に進行しており、長きにわたったコロナとの戦いのトンネルにようやく光が見えはじめている。一時期はパンデミックの影響で国内最悪の失業率に沈んだラスベガスでは、ワクチンの普及が進んだ結果として市民社会の行動制限が大幅に緩和され、「ワクチン接種者はマスクの着用不要」となり、にぎやかな街のかつての日常風景が取り戻されつつある(テレ朝news『制限緩和のラスベガス マスクなしの観光客で賑わう』2021年6月2日)。 日も遅ればせながらワクチン接種が開始され、高齢者を優先対象として急ピッチでワクチン接種が進捗している

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    urandom
    urandom 2021/06/13
    自分はタバコ嫌いだけど反嫌煙でもある。自由にはコストがかかる。
  • 「大逆転はここから始まる」トヨタがEVより"水素車"にこだわる本当の理由 EVシフトの盲点「蓄電池の限界」

    自動車の電動化(EVシフト)が進んでいる。「EnergyShift」発行人の前田雄大さんは「トヨタをはじめとする日勢が電動化で出遅れているとの見方があるが、それは間違いだ。トヨタがEVよりも水素自動車(FCV)にこだわり続けているのには理由がある」という――。 なぜ「EV化」ではトヨタの名前がないのか 2016年のパリ協定の発効以後、国際社会では着々と脱炭素化が進展していた。加えて昨年9月、中国の習近平国家主席が国連総会で、2060年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言。アメリカも脱炭素を全面に打ち出すバイデン政権が発足したことで、その流れは決定的となった。 自動車のEV化はもはや世界的な潮流だ。欧州勢は2017年にいち早くガソリン車の廃止を打ち出し、ハイブリッドを飛び越していち早くEV化に着手。中国、北米もEV化とガソリン車廃止の施策を発表し、世界の主

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    urandom
    urandom 2021/05/30
    もう20年くらい注目されつつも普及の目処が立たないことで愛想を尽かされてEVに流れたという経緯があるわけで、よほど説得力のある施策を打ち出せないと信頼は取り戻せないと思う。
  • 「脱炭素の名を借りた日本車締め出し」欧州の姑息な手口に悩みを深める自動車業界 「ホンダにも戦ってほしかった…」

    ホンダはこの日、2040年までに世界での新車販売全てを電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)に切り替えると発表した。ハイブリッド車(HV)も含め走行中に二酸化炭素(CO2)を排出する新車の販売はやめる。新車販売全てをEVとFCVとする計画を出したのは、国内の自動車大手ではホンダが初めてだ。 同社の2020年の世界販売台数は445万台で、EVとFCVの販売比率は合計で1%未満だ。地域別では、先進国はEVとFCVの割合を2030年に40%、2035年には80%に高める。2024年に北米でGMと共同開発した大型EV2車種を投入し、2020年代後半に別のEVも発売する。中国では2022年に新型EVを発売し、今後5年以内に10車種のEVを投入する。日では2024年に軽自動車のEVを発売するという計画だ。 低公害の独自エンジン「シビック」の伝統があるのに… 当時、二輪車メーカーとしての知名度しかな

    「脱炭素の名を借りた日本車締め出し」欧州の姑息な手口に悩みを深める自動車業界 「ホンダにも戦ってほしかった…」
    urandom
    urandom 2021/04/29
    ここのところのこの手の主張には、80年代の米国もこんな感じだったんだろうなあという感想しかない。
  • 「NHK大河ドラマでは描きづらい」渋沢栄一の激しすぎる"女遊び"の自業自得 その性格は長男にも受け継がれた

    NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一は、跡継ぎだった長男を40歳のときに勘当している。歴史研究家の河合敦氏は「長男の篤二は女性問題を起こして勘当された。しかし渋沢栄一も数え切れないほど隠し子がいた。希代の実業家も、息子を叱る立場にはなかった」という――。(後編/全2回) ※稿は、河合敦『渋沢栄一と岩崎弥太郎 日の資主義を築いた両雄の経営哲学』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。 渋沢栄一の大きな悩みの種だった「跡継ぎの長男」 岩崎弥太郎は素晴らしい後継者を育成したが、意外なことに渋沢栄一は後継者の育成に失敗している。 明治24年(1891)、栄一は渋沢家の家法と家訓を制定した。江戸時代の豪商たちも、よくこうした規定をつくっていたが、栄一のそれは近代的なものであった。これに協力したのが、東京帝国大学の教授で法学者の穂積陳重だったからだ。 穂積は栄一の長女・歌子の夫であ

    「NHK大河ドラマでは描きづらい」渋沢栄一の激しすぎる"女遊び"の自業自得 その性格は長男にも受け継がれた
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