一段とリスクの高い商品で知られるようになった米国の上場投資信託(ETF)市場で、ひときわ目立つ新ファンドが登場した。 14億ドル(約2085億円)規模の資産運用会社ディファイアンスは15日、「ディファイアンス・デーリー・ターゲット1.75倍ロングMSTR・ETF」(証券コードMSTX)を投入した。同ファンドは、マイクロストラテジー株に対してレバレッジをかけたリターンの提供を目指す。 暗号資産(仮想通貨)ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーの株式の90日ボラティリティーは約97%。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)によれば、MSTXは米国で最もボラティリティーの高いETFとなる可能性が高い。 ブルームバーグ集計のデータによると、同じく株価が大きく変動する傾向があるテスラ株の90日ボラティリティーは66%、エヌビディア株は63%。S&P500種株価指数に連動するステート・ストリ