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思想とcriticismに関するurza358のブックマーク (2)

  • 「関係の化学としての文学」新潮社 - pentaxx備忘録

    2年越しで雑誌「新潮」に掲載された渾身の連載に、さらに大幅な加筆修正を加えました。「関係の化学」という画期的な発見もさることながら、各章ごとに章の内容をまとめた{要約すると}を追加、加えて東浩紀氏推薦、と売れる要素満載の一作です。 以下、「あとがき」より抜粋。 私はときおり夢想する。おそらく一九世紀における「小説」こそが、すべての虚構の王なのではなかったか。ゲーテ、ディケンズ、バルザック、ブロンテ姉妹、フローベール、トルストイ、ドストエフスキーといった巨大な名前たちを思う時、今後いかなる表現者も、個人として彼らほど人々に愛され、あるいは高く評価されるということはありそうにない。映画にはじまる視覚表現の環境的発展が、表現スタイルの多様化を招くと同時に、一世紀をかけて、ゆっくりと「文学」を凋落させていったのではないか。 おそらく「リアリティ」の八割は「諸感覚の階層的な同期」によって与えることが

    「関係の化学としての文学」新潮社 - pentaxx備忘録
  • land and ground

    仕事を後任に引き継ぎ、ニャチャンを離れることになった。 2年以上暮らしたホー・スン・フン通り31番地の家も引き払った。 思えば、ここが社会人になって一番長く住んだ家だったかもしれない。 今日、昼前のフライトでニャチャンを発ち、サイゴンへ。 明朝、福岡に到着予定である。 2006年7月、はじめてベトナムに足を踏み入れた日に始めたこの日記も、区切りのよい日をもってひとまず終了としたい。 *** すこしあとがきめいたことを記しておこう。 私は以前、パレスチナ・ガザ自治区で仕事をしていたときにも日記をつけていたことがある。 このブログはその続編のつもりで書いてきたものである。 パレスチナでは、常にエドワード・サイードを意識していたが、ベトナムではそれがチャン・デュク・タオであった。 彼らのように徹底して理論的に考えながら、否応なく<土地>に巻き込まれていった思想家たちに、私は興味を覚える。 ある

    land and ground
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