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2011年8月29日のブックマーク (1件)

  • 「フィクションに対する態度」

    吉野ヒロ子:1996,「フィクションに対する態度〜〜A・シュッツの文学分析への一考察」,社会学年誌(早稲田社会学会)第37号,p119-132 ※修士論文をベースにしたものです フィクションに対する態度〜〜A・シュッツの文学分析への一考察〜〜 我々は経験をそのタイプ、例えば実践的活動の領域や、夢や空想、ゲームといったものに従って、通常区別し、実践的活動の領域を上位に置く。この論文では、この区別の一つとして分離される「フィクション」の経験を中心に、経験の分別と階層化のロジックを考えてみよう。 我々は、そのただなかにある時にはフィクションの物語をリアルであると感じるにも関わらず「フィクション」の経験を「現実」のそれと分別し、時には前者が「実際には現実ではない」という理由で前者を後者の下位におく。我々のフィクションへの態度は両義的なのである。なぜ我々はそうするのだろうか。というより、その理由をど