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2024年6月3日のブックマーク (1件)

  • 第3章 中国少数民族と長江文明 - 倭人が来た道

    中国では、神話時代の伝説上の8人の帝王たちを三皇五帝という。『史記』を書いた司馬遷は三皇を省いて五帝紀から記録しているが、唐代に司馬貞が補筆して三皇紀を加えた。それによると、伏義(ふくぎ)、女媧(じょか)、神農(しんのう)を三皇とする。今回のテーマが民間伝承と民間信仰にかかわることなので、ここでは司馬貞に従って三皇五帝について簡単に触れる。 ❶三皇/伏義 下半身が蛇で上半身が人の姿(人首蛇身)をしており、八卦を考案し、家畜飼育・調理法・漁労法・狩猟・武器の製造を開発したといわれる。現在の河南省の陳を都とした。また、三牢(牛羊豚)を生贄とした祭祀を行なったり、太山(泰山)で天を祀る封禅の儀も彼から始まっている。泰山での封禅は、真の天下泰平を成し遂げた王者(天子)だけが行なうもので、この時代すでに、天子を頂点とした政治体制があったことを思わせる。 中国人作家の陳舜臣氏によれば、「古い神話ほ

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