今回はログの収集と分析に焦点を当てます。 いつの時代もアプリケーションが出力するログは、障害解析やアクセス/証跡管理に欠かせません。 マイクロサービスのような分散アーキテクチャを採用した場合、1つのアプリケーションは複数のサービスで構成されることになります。 このため、管理対象ログファイルの数は以前と比較すると飛躍的に多くなり、ファイルレベルでなく、全体のログを一元管理するためのバックエンドサービスは不可欠と言えます。 また、スケーラビリティや可用性を備えた構成にすると、サービスのインスタンス数は頻繁に増減し、それに伴って収集対象のログファイルも変わっていくことになります。 このような状況では、静的にログファイルを管理することは不可能に近く、動的に管理対象のログを検出・収集する仕組みも必要となります。 Kubernetesを実行基盤としたアプリケーションを考えてみましょう。 コンテナのロー