脳死臓器摘出をしておきながら「心臓が止まっています」と公言 #198409 一般人は、「心停止後の臓器提供」と言うと、3徴候死後の提供、あるいは3徴候死後24時間経過して埋葬直前の臓器摘出のことであると思う。 東大PRC企画委員会が主催した第1回脳死を考えるシンポジウム(1984年9月)に、シンポジストとして発言した東京女子医科大泌尿器科の高橋 公太講師(当時、1995年より新潟大教授)は、「死体腎移植というのは?亡くなった人というのはどういうことか、心停止後24時間たっていますか」という河野 多恵子氏の質問に即答せず、追及された挙げ句に「心臓が止まってはいますが、24時間ということはありません」と答えた(東大PRC企画委員会:腎臓移植の現状、脳死(増補改訂版)、技術と人間、10-15、1986)。 ところが1983年4月4日、国立循環器病センターで開催された第10回臓器保存研究会において