人工甘味料とはどのようなものか? ノンカロリーの炭酸飲料が、健康ブームもあって広く飲まれています。たとえば、カロリーゼロを謳ったコーラには、スクラロースやアスパルテームという名前の、いわゆる「人工甘味料」が使用されています。こうした人工甘味料は、基本的にカロリーがないか極めて少なく、それでいて自然な砂糖の甘さに似た「甘味」を感じさせます。 それでは、通常のコーラの代わりにカロリーゼロのコーラを飲めば、いくら飲んでも血糖値は上昇せず、糖尿病に悪いということもないのでしょうか? 実はこの問題は未解決なのです。 人工甘味料の歴史 人工甘味料は、高価な砂糖の代用品として開発されたサッカリンがその始まりで、その後アミノ酸の一種であるアスパルテームやスクラロースなど、多くの「代用砂糖」が開発されました。 これはそもそも、高価な砂糖の代用品として商品価格を下げる目的で使われたのです。サッカリンといえば、
4月に欧米の複数のニュースメディアで公開された映像には、こんな場面が収められている。登場するのは、椅子に座った水着姿の若い欧州系女性。男性の声が「セックスについてどう感じている?」と問いかけると、少し間を置いてこう答える。「世界で最も魅力的なことのひとつ。悪いことなんてひとつもないわ」。 女性の名前はハーモニー(Harmony)。この映像がニュースになった理由は、彼女が人間ではないからだ。 ハーモニーはシリコン樹脂の皮膚(と精巧に再現された女性器)、プログラム制御の駆動機構、そしてAI(人工知能)でシミュレートされた人格を備える最先端のラブドール。人間と会話できる「セックスロボット」として、メディアの脚光を浴びている。製造元は、シリコン樹脂製の高級ラブドールの草分け・米アビスクリエイション。発売予定は来年、予定価格は1万~1万5000ドルだ。 進化する「テレディルドニクス」 人間の言葉を認
7月3日、国税庁が発表した2017年分の路線価格(1月1日現在)は、バブルの時代を彷彿とさせた。全国約32万5000地点の標準宅地は、前年比で0.4%のプラスとなり、2年連続で上昇した。32年連続で全国一となった東京・中央区銀座5丁目銀座中央通りの「鳩居堂」前は、1平方メートル当たりの価格が4032万円。過去最高だったバブル崩壊直後(1992年)の3650万円を上回った。 銀座の地価上昇は、松坂屋銀座跡に再開発した商業施設「GINZA SIX」や、東急プラザ銀座などのオープンに加え、訪日外国人客の増加によるホテル需要や消費の高まりなどが背景にあるとされる。だが、これだけ地価が上昇していても、「不動産バブル」を懸念する声はまったく聞こえてこない。 都道府県庁所在地の最高路線価上昇率ランキングによると、都市部では地価の上昇率が2ケタに達した。鳩居堂前は前年比で実に26.0%増だ。京都市下京区四
「 iPhone 7 HP 」より 米 アップル のスマートフォン(スマホ)、 iPhone が好調である。2007年に開発され世に送り出されたこの革新的なスマホは、今年で11年目を迎える。ハイエンドモデルとして生み出され、いまだ世界のスマホ市場利益シェアで9割を維持している。果たしてiPhoneは今後もこの好調さを持続させ、アップルを支え続けることができるのであろうか。 米市場調査会社ストラテジー・アナリティクスが1月31日に発表した16年10~12月期のアップルの世界スマホ市場におけるシェアは17.8%と、韓国サムスンを0.1%上回り、2年ぶりに首位に返り咲いた。 『アップル、アマゾン、グーグルのイノベーション戦略』(雨宮寛二/エヌティティ出版) 首位奪回の要因は、サムスンのギャラクシーノート7の発火問題による敵失の影響があるものの、同期のiPhoneの出荷台数は7,829万台に達
激安公団マンションの一例。エレベータのない4階のため、通常は 300~500 万円で売り出すところを、120 万円という思い切った価格をつけて、35 年ローンの支払い例として、「月々 3543 円」との試算も出している。 自宅の近所に建っている中古マンションがいくらで売りに出されているかを調べたことがあるだろうか? ショッキングなデータを紹介しよう。 リクルートが運営する不動産情報サイト「スーモ」で、首都圏における500万円未満のファミリー向け中古マンション(40平米以上)を検索すると、1都3県の合計で200件を超える物件がヒットする。その内訳は、千葉県97件、神奈川県48件、東京都6件、埼玉県63件である。 500万円未満ということで、さぞかし辺鄙な場所かボロボロの部屋に違いないと思いきや、意外にもこれが結構普通なのである。 最安値は、千葉県南西部にある2LDK・47平米の物件で180万
米大統領選は8日、投開票され、共和党のドナルド・トランプ氏(70)が民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)を破り、第45代大統領に就任することが確定した。 筆者はあるアイドルのライブ後の握手会で、顔見知りでもあったそのアイドルに「トランプが勝ったよ」と言ったら、「え~、まずいじゃないですか。トランプさん、日本嫌いなんでしょ?」という反応が返ってきた。 「トランプ次期大統領は日本が嫌い」という印象は、かなり一般的かもしれない。日本を含む同盟国との軍事関係を経済面から見直し、在日米軍の経済的負担を日本が担わなければ、米軍撤退、そして日本の核兵器保有を容認するというものがその引き金だろう。おそらく政治的に過度に偏りがなければ、この「日米安保放棄」とも取れる発言は、「日本に冷たい」と感じる人が多いのではないか。 ただ、このトランプ氏の発言に、日本的左派と、政治的には逆の右派の一部が、脊髄反
ここには、刊行年度の古い本がズラリと並んでいる。これも中古本の選書リストの一部と思われるかもしれない。だが実は、これは多賀城市立図書館がツタヤ図書館としてリニューアルオープンする前、昨年4月に決裁された除籍(廃棄)本リストの一部分である。 この除籍リストをみると、ほとんどは雑誌のバックナンバーで、単行本の除籍は少ないが、その単行本には生活・実用書がズラリと並んでいる。 注目したいのは、いつ発行の本かだ。この除籍本の「受入日」(実質的には刊行年)をみると、1990年代もあるが大半は2000年代だ。前回記事で紹介した選書リストの料理本に数多くの90年代出版のタイトルが並んでいたのと比べたら、むしろ廃棄した本のほうが新しいくらいである。 市民の貴重な税金で購入する本が、廃棄した本より古いというのはどういうことなのか。これから購入しようとしている本のリストと、不要として廃棄した本のリストの見分けが
ドリンク1杯で砂糖小さじ25杯を飲み干している――。そんな調査結果が大きな話題になっている。 イギリスの研究グループ「アクション・オン・シュガー」が、同国内のコーヒーチェーンやファストフード店のホットドリンク類の砂糖含有量を分析したところ、最も多かったのはスターバックス コーヒーの「グレープ・マルド・フルーツ」で、特大サイズ(590ミリリットル)の中に約100グラム(小さじ約25杯)の砂糖が入っていたという。 さらに、「ホワイト・チョコレート・モカ」(特大サイズ)が73.8グラム(同約18杯)、「バニララテ」や「キャラメルマキアート」(470ミリリットル)も31グラム(同約8杯)という結果だった。 世界保健機関(WHO)が公表している糖類摂取基準は、成人の場合で1日25グラム(同約6杯)だ。しかし、今回の調査では、98%に1杯で同基準の半分を超える13.5グラムの砂糖が含まれていたという。
年明け以降、原油など資源価格が一段と下落し、13年ぶりの安値を付けた。資源安は総合商社の業績見通しを直撃し、明暗が大きく分かれた。 伊藤忠商事の岡藤正広社長は「総合商社で首位になった場合は、全社員に臨時の賞与を支給する」方針を明らかにした。臨時賞与が出るのは、2012年3月期に純利益が3000億円の大台に乗った時以来だ。それほど利益首位の座に就くのは歴史的快挙なのである。ただ、当初考えていた半分程度の金額に抑える。半額にしたのは「他商社が厳しい決算を強いられている中で、伊藤忠だけが浮かれているような印象を世間に与えるのはよろしくない」と判断したから。 伊藤忠に首位の座を明け渡すことになる三菱商事は、4月1日付で小林健氏から垣内威彦氏に社長が交代し、首位奪還を目指す。 伊藤忠は過去最高益を更新できず 伊藤忠の16年3月期の純利益は、前期比9.8%増の3300億円という期初予想を据え置き、この
1月に発表されたユーロモニターのレポート「世界の消費者、2016年の動向」を読んでみた。ユーロモニターはロンドンを拠点とするリサーチ会社で、世界210カ国781都市の消費者や産業データを1997年から蓄積・保存し分析している。 このレポートを読むと、グローバル化が進むなか、どの国の消費者も考えることや行動が似てきているという感想を持つ。もう少し厳密にいえば、どの国でも、ある程度の規模の都市の住民は、消費者として同じような傾向を示すようになっているということだ。 レポートでは、最新動向として以下の10点を挙げている。 (1)矛盾する購買行動 (2)時間を買う (3)高齢化(エイジングに挑戦する消費者たち) (4)社会問題への関心 (5)不明瞭になる性差 (6)安全で自然な食べもの(また、食品廃棄をなくすようなグリーンな行動) (7)精神的健全さ(心の問題) (8)デジタル機器依存症 (9)安
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