業務の報告が「形式主義」に陥ると「報告のための報告」が生まれる。多くのスタッフが無駄な時間をとられ、疲弊していくのを防ぐ基本は「現認主義」の考え方だ。 企業のトップ・経営者の多くは、部下からの業務報告を定期的に欲しがるものだ。ちょっとピントの外れたやる気満々の経営者ほど、あるいは能力のない経営者ほど欲しがるものだ。一方で、彼らの多くは本来活用すべきITにほとんど興味を示さない。 一般管理者は、部下が身近にいるから定期的報告は不要な筈だが、上から報告を要求されるのを真似て部下に要求する。この場合もピントが外れ、能力に疑問があることが多い。これらは部下の業務をディスターブする上に、都合の良い情報しか入らないため判断を誤ることが往々にしてあるから問題なのだ。 報告のための報告が横行する企業は、やがて疲弊する。そんな無駄なことは即刻止めるべきだ。そしてITを正しく活用してもらいたい。 事業部長の「
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