四国4県の農村歌舞伎、地芝居を一堂に集めた公演「四国の地芝居」が15日、高知県香南市の弁天座で開かれる。 公演は4県の持ち回りで毎年行われている「共同舞台芸術公演」の一環。昨年、徳島県で行われた「四国の人形」に続き、今年は明治の古い芝居小屋を復元した弁天座を会場に、地芝居を取り上げることになった。4県の地芝居が一度に見られる公演は初めてという。関連記事「芝居小屋の街」お祝いムード 熊本・…【ふるさと便り】子供たちが農村歌舞伎…記事本文の続き 出演は高知県の土佐絵金歌舞伎伝承会(香南市)、徳島県の長通り座(那賀町)、愛媛県の「川瀬歌舞伎保存会」(久万高原町)、香川県の農村歌舞伎祇園座保存会(高松市)。ほかに、高知県内の四つの地芝居団体が合同で「白浪五人男」を上演する。 四国は古くから農村歌舞伎などの芸能が盛んだったが、戦後、娯楽の多様化などで衰退。現在、ボランティアらを中心に各地で保存伝承活