◇変容を始めた安全保障 20代の学生にものを教える立場にいると、ときに「おやおや」と思うことがある。これが「やれやれ」となれば、村上春樹の世界となって別の話となるのだが。 「おやおや」と思った直近の例は、かなりの学生が、自分の目や耳に入ってくる「情報」につき、疑いの目を向けず、信頼感を持って接していると知らされた瞬間だった。しかも、彼らのそのような感覚を支えているのは、自らの判断力や思考力によって情報の確度を測れるとの自負ではないのだ。 そうではなく、インターネット上に短文で個人の観察や意見を投稿できる「ツイッター」などのサービスが有する機能ゆえに、情報の取捨選択がなされうる、と考えられている。ここにいう機能とは例えば、RTと略される「リツイート」、すなわち、ある投稿者の観察や意見に対し、他のユーザーが再投稿する機能を指す。RTによる反復で有用な情報は浮き上がり、デマの類いは自然に淘汰(と
近藤勝重・夕刊編集長を聞き役に、旬のテーマを語り合う「ゆうかんなトーク」。第1回のお相手は小菅洋人政治部長です。支持率低下で混迷を深める民主党政権や新党騒動、さらには変革を迫られるメディアについて語ります。【構成・山寺香】 ◇小菅洋人・政治部長--首相の言葉の信頼欠如、深刻 ◇近藤勝重・夕刊編集長--普天間、政争の具にするな 近藤 新企画は「夕刊」に加え「勇敢」の意味も込めています。まずは与謝野馨、平沼赳夫両氏の新党「たちあがれ日本」です。TBSラジオの時事川柳に党名と立ち上がる際のひと声を詠み込んで「たちあがれ? だったらむしろ“よいしょっ党”」や「立ち上がれその足腰で立てるうち」といった句がありました。 小菅 前途は厳しいと思いますね。新鮮味がないし、政策理念の違いが大きく、数合わせの印象が強い。ブームにはならないでしょう。 近藤 「サンデー毎日」の編集長だった時、首相になった日本新党
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