横森理香と萩尾望都 まだ一部しか読んでないけど、横森理香の「恋愛は少女マンガで教わった」に大人になりたくない少女が自らの女性性を嫌悪する、みたいなことが書いてあった(微妙に違ってるけど)。それを読んだ時は気付かなかったけど、そのことが「11人いる!」の裏テーマになっているというか、「大人(というより女)になりたくない少女」へのメッセージが「11人いる!」に込められてるんじゃないか、と2~3日前にふと思って、再読してみた。まずは横森理香著「恋愛は少女マンガで教わった」からの引用。 “おぼこ”ゆえの潔癖性。潔癖性の少女たちは、性的なものを嫌う。“女”になることを拒否するのである。 “性”から逃げたいのに、まわりは自然に、どんどん成長していく。いやらしいと思いながら、自分だってそういうことに興味がないわけではない。幼稚な頭では理解できなくても、体は成長し、欲するからだ。 少年のようなしなやかな体