日本酒とは必ず米を使い、「こす」という行程を入れなければならない。税法上、酒類は分類されていて、「清酒」は一般的な日本酒を指す。国税庁によると、2005年度に成人1人あたりの清酒消費量は、1位が新潟県、2位が秋田県だった。 清酒の国内出荷量は2003年、約半世紀ぶりに焼酎に抜かれた。その要因は「若者の清酒離れ」が進んでいるためとも言われている。秋田銀行の秋田経済研究所の調査によると、清酒が好きな人は38.9%だったが、飲む頻度は月に3回以下が71.9%にも達した。清酒を飲まない人の主な理由は、「悪酔いや二日酔いをすること」「味」「匂い」で、清酒に飲みやすさを求めているようだ。 秋田経済研究所は「若年層の清酒アンケート調査」を実施した。秋田県内に在住する20~34歳を対象に768人が回答、調査時期は6月。 年齢層が下がるにつれ、清酒を飲んだことがない人が増加 これまで清酒を飲んだことがあると