【イントロダクション】 深夜番組『フリースタイル・ダンジョン』が盛り上がっていますが、飲み会でその話をしていたとき、非常に気になるできごとがありまして。 僕:「K DUB SHINEがさ、1990年辺りに『日本語で韻を踏む』という新しいアートフォームのを発明して、そこから日本語ラップのスタイルがはじまっ……」 友だち:「はあっ!? 韻を踏むなんて、歌謡曲にもいっぱいあるし、それこそ万葉集のころから日本にずっとあるでしょ? 全然新しくないでしょ?」 あれあれちょっと待って!?!? 僕も、その周辺も、たぶん業界のまあまあな割合の人も、ずっと、神話や伝説のように、以下のように聞かされ続けてきたし、それを信じ続けてきたわけですよ。 「今の『何小節かごとに、主に脚韻(お尻の方)で、単語単位で母音を合わせる』という韻の踏み方は、K DUB SHINE(以下「Kダブ」)が発明した。 英語で韻踏むのはそれ