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2020年12月17日のブックマーク (3件)

  • 見知らぬ人を悼む人々——パンデミックで変わる「死」の受け止め方

    新型コロナウイルスのパンデミックは、死者との向き合い方も変えつつある。リモート葬儀に加え、ネット上では見知らぬ死者を追悼する動きも広がっている。 by Tanya Basu2020.12.14 24 24 2 0 クレア・レズバは3月下旬、ディードレ・ウィルクスの悲劇的な死について知った。マンモグラフィ技師だったウィルクスは42歳。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、自宅で人知れず死亡していた。ウィルクスの遺体のそばには、4歳の子どもの姿もあった。 バージニア州リッチモンドに住む医師のレズバはこの話に動揺した。「心に響きました。ウィルクスは私と同じくらいの年齢でしたから」。ウィルクスの死は、家族のもとへ新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を持ち帰ることに対してレズバ医師が抱いている、不安と恐怖を増長させるものでもあった。 レズバ医師は反応した。追悼プロジェクトという

    見知らぬ人を悼む人々——パンデミックで変わる「死」の受け止め方
  • “理解不能”な魅力に惹かれて  漂着物から考えた“モノ”の価値

    新型コロナウイルスの影響によって、これまでの私たちの暮らしや価値観は大きく変わった。当たり前だと思っていたことに、疑問を抱くようになったり、考えたりすることも増えたように思う。例えば、これから暮らす場所について、仕事や生活の仕方について。そして、当に必要なモノについて。 この消費社会の流れの中で、見落とされてきたたくさんの“モノ”たち。価値がない、必要がないとされてきたモノたちに、今、目を向けてみる機会が与えられたのかもしれない。 そんなことを考えるきっかけをくれたのは、この夏南青山にあるセレクトショップ「Information(インフォメーション)」にて開催された、「YIIPUN UMADA(イープン・ウマダ) / 1 MILLION STEPS」だった。 “生粋のモノ好き”が営む 「YIIPUN UMADA」 「YIIPUN UMADA」は、さまざまな国や地域を旅して集めた雑貨や古道

    “理解不能”な魅力に惹かれて  漂着物から考えた“モノ”の価値
  • 食卓の近代史――料理書から見る日本の食文化 | Mugendai(無限大)

    2013年12月、「和 日人の伝統的な文化」が、ユネスコの無形文化遺産に登録された。 理想的な健康長寿であり、「材と向き合い、旬を大切にする日文化」の象徴とされる和は、古くから伝わる日独自のものと思われがちだが、その形成にはさまざまなものを取り入れ融合してきた歴史がある。特に近代になって西洋から持ち込まれた異国の材や調理法は、日卓に大きな変化をもたらした。 「和」の変化と融合・発展を「料理書」という視点から研究するのは、梅花女子大学 文化学科の東四柳祥子教授だ。「料理書」から見えてくる日文化とは? 文明開化後の富国強兵が日卓を変えた? ――東四柳さんが研究されている「料理書」とは、どのようなものなのですか。 東四柳 現代風の言い方をしますと、「レシピ集」です。料理の作り方を共有する書物ですね。 私は主に明治・大正期の料理書を、研究テーマとしています。

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