今年、レンタル先の徳島からセレッソに復帰した柿谷曜一朗。選手層の厚さに阻まれ、まだ途中交代での出場が多いが、時おり天才の片鱗を覗かせるプレーを披露する。 6月6日のナビスコカップ第5節、セレッソ大阪対川崎フロンターレ(3対2)を取材に行くと、おもしろい采配に出会った。 セレッソ大阪のセルジオ・ソアレス監督は、0対1とリードされて迎えたハーフタイム、大胆な交代を実行する。ボランチの扇原貴宏を外し、左MFとして先発した丸橋祐介をそのポジションに移したのだ。 丸橋といえば、プロとしては左サイドバックで頭角を現した選手で、多くの人が“左サイドのスペシャリスト”という印象を抱いているだろう。にもかかわらず、ソアレス監督は突然、試合中に丸橋をボランチにまわしたのだ。あえて日本代表でたとえるなら、(利き足は違うが)長友佑都を流れに応じてボランチに置くようなものだろうか。 また、扇原はロンドン五輪代表のボ
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