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ブックマーク / number.bunshun.jp (29)

  • 15歳以下のゾーンディフェンス禁止!日本バスケット界、強化へ荒療治。(松原孝臣)

    昨年11月、国際バスケットボール連盟(FIBA)から資格停止処分を受けた日バスケットボール協会。国際試合出場も認められなくなったが、以来、「タスクフォース」というチームが設立され、改革へと動いてきた。 FIBAから問題視されていた2リーグ存在状態の統一も実現へと進んでいる。 6月2日の会議では、日のバスケットボール強化の最終提案がまとめられた。その中で、興味深い項目がある。ミニバスケットボールを含め、15歳以下でのゾーンディフェンス禁止である。 これはどういうことか。 ゾーンとマンツーマンには双方にメリットがあるが……。 まず前提として、バスケットボールのディフェンスの仕方は、単純化するとマンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスとに分けられる。 マンツーマンディフェンスは、例えば「Aという選手は自分がマークする」という風に、特定の選手を1対1でマークして守ることだ。 対するゾーンデ

    15歳以下のゾーンディフェンス禁止!日本バスケット界、強化へ荒療治。(松原孝臣)
  • 笑顔のシャビ、泣きはらしたピルロ。CL決勝で交錯した「有終と悔恨」。(弓削高志)

    6日のベルリンの空は快晴だった。 欧州の夏番はもう近い。しかし、CLファイナルを見届けないことには、バカンスの海も山もないのだ。 ユベントスにとって今季57試合目、バルサの60試合目にあたる欧州サッカー今季最後の試合は、バルセロナがいきなり先手をとった。 4分、MFイニエスタの右足アウトサイドによるアシストに、MFラキティッチがダイレクトで合わせてバルサが先制点を挙げた。 起点は、中盤右サイドにポジションを下げていたFWメッシ。メッシの放った寸分違わぬサイドチェンジを受けた左SBジョルディ・アルバが、ワンタッチでFWネイマールへ。ネイマールはペナルティエリア内に飛び込んだイニエスタへ展開した。相手のプレスより早く、正確に、バルセロナはユベントス守備陣の穴を突いた。 敵陣の崩し方の教のようなバルサのパスワークによって早々に先制されたユベントスは、苦しい立ち上がりになった。 後手に回ったユ

    笑顔のシャビ、泣きはらしたピルロ。CL決勝で交錯した「有終と悔恨」。(弓削高志)
  • CL決勝直前、ユベントスに緊急事態!!圧倒的悲観論とテベス&モラタの覚悟。(弓削高志)

    2年前、プラティニ、バッジオ、デル・ピエーロが受け継いできた“優雅な”10番をテベスが引き継ぐことに動揺するファンも多かった。今、彼の背番号に疑問を挟む者は誰もいない。 12年ぶりのCLファイナルへ、ユベントスは手負いの状態で挑む。 チームが余念なく戦術練習に臨んでいた3日、緊急事態が発生した。守備陣の要であるDFキエッリーニが左脚ふくらはぎを痛め、クラブは翌日、肉離れの診断結果と決勝戦欠場を正式に発表した。 イタリア王者自慢の“守備のB-B-Cトリオ(バルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ)”の一角が、決勝戦番を前に崩れた。キエッリーニの離脱は、指揮官アッレグリが決勝戦用に描いていたゲームプランが大きく狂ったことを意味する。 欧州カップ戦での手腕を見込まれて、今季からユーベ監督に就任したアッレグリは、今大会グループリーグのオリンピアコス戦から4バックを格的に導入し、ユーベに2年ぶりの大会

    CL決勝直前、ユベントスに緊急事態!!圧倒的悲観論とテベス&モラタの覚悟。(弓削高志)
  • ドジャースの幹部に直接聞いた――。メジャー流の育成体制を徹底検証。(菊地慶剛)

    2011年、2Aのハリスバーグ・セネタースにいた頃、19歳のブライス・ハーパー。自分の用具とカバンに囲まれて、ダグアウトで試合を待つ。 “白帯か? それとも黒帯か?” 柔道や空手を習ったことがない人でも、白帯から黒帯に移行する際、きちんとそのレベルにあった昇級を重ねながら段階を踏んでいくシステムは理解していることだろう。もちろんそれは野球の世界でも同じことが言えるはずだ。 そんなことを改めて感じさせられる出来事がメジャーのキャンプ取材中に起こった。 昨年の大谷翔平選手の去就問題でクローズアップされたマイナーリーグという巨大組織。だが結局は“厳しい環境”とか“メジャーに昇格するまでの行程が長い”などのイメージばかりが先行し、日国内でその実態を正確に検証されることはほとんどなかった。 “黒帯か白帯”という二択以外の選択肢はないのか? そんな中、ドジャースのスカウト部門と育成部門のトップ2人か

    ドジャースの幹部に直接聞いた――。メジャー流の育成体制を徹底検証。(菊地慶剛)
    valygar
    valygar 2013/03/17
    日本の2軍は「ファーム」とはついてるけど実際の育成は・・・。
  • なぜバルデスは突然退団を表明した?バルサで守護神を務めるという孤独。(工藤拓)

    「ビクトル・バルデス、バルセロナの契約延長オファーを断る」 1月17日夜、スペインの通信社『EFE』が1の短いニュースを報じた。 その2時間ほど前、スポーツディレクターのアンドニ・スビサレッタとスポーツ部門の最高責任者であるジョセップ・マリア・バルトメウ副会長は、バルセロナ郊外にある練習場のオフィスにバルデスの代理人ヒネス・カルバハルと父ホセ・マヌエル・バルデスを迎えた。 クラブを代表する彼らは、バルデスに年俸アップを含めた2年間の契約延長をオファーするはずだった。しかし、オフィスにやってきた代理人と父親はバルデスが交渉の席に着く意思がないことをクラブ側に通達。しかもクラブの反対を無視し、ほどなく『EFE』を通してその意思を公表してしまったのである。 「自分のキャリアがバルサで終わるのかどうかは時間が教えてくれる。バルサのGKを務めるのは難しい。自分は長年そのプレッシャーに耐え続けてきた

    なぜバルデスは突然退団を表明した?バルサで守護神を務めるという孤独。(工藤拓)
  • 入団か否かで試される西武の度量。“房総のダルビッシュ”は消えるのか?(中村計)

    千葉国際高等学校では1年夏から活躍していた相内。刑事処分が決まり次第、一刻も早く球団と協力しながら更生に励んで欲しい。184cm、73kg。 それにしても似ている。ダルビッシュ有(レンジャーズ)に、だ。それが千葉国際高校の相内誠を取材したときの第一印象だった。 ハーフという境遇。痩せて背の高いスタイル。きれいな真っ直ぐ。コントロールの良さ。変化球を巧みに繰る器用さ。クレバーさ。人懐っこいところ。怠惰なところ。そして、やんちゃなところも。 相内は3年春の千葉県大会の準々決勝で腰痛が再発し、腰に負担のかかる140キロ台のスピードボールやフォークを封印し、ほぼぶっつけ番でシンカーを用い、好投したことがある。 「あのときはいかに遅い球で抑えるかがテーマだった。左バッターが多かったので、外に逃げるシンカーが有効かな、と。打撃練習のときに遊びで使ったことがあったんで。そうしたらはまってくれましたね」

    入団か否かで試される西武の度量。“房総のダルビッシュ”は消えるのか?(中村計)
    valygar
    valygar 2013/02/15
    西武の度量は関係ないと思うが。プロで見てみたい投手ではあるね。
  • 「英国フットボール記者協会」元会長が語る日本人成功の鍵。~『プレミアリーグの戦術と戦略』~(Number編集部)

    歴代のイングランド代表監督とも親交の厚い英国記者界の重鎮アレックス・モンゴメリーが記した『プレミアリーグの戦術と戦略』は、日限定の書き下ろしだ。なぜ、あえて日人に向けて書を執筆しようと思ったのだろうか。 「私は1980年代に、日人の語学留学生の面倒をホームステイで見ていた経験もあって、日はずっと親近感がある国だった。同時期にトヨタカップで何度か来日したこともあるし、ガリー・リネカーが名古屋グランパスに入団した際もJリーグを取材したよ。あと、このでも書いたが、アーセン・べンゲル(現アーセナル監督)が'80年代後半から'90年代前半にかけてモナコの監督をやっていた頃から、彼のことは知っていた。ただ、まさかべンゲルが日に行くとは思わなかったが。今回、出版社サイドから『プレミアリーグを日のファンに正しく伝えるを作りたい』とのリクエストを受けて、即決でオーケーを出したのも、それが日

    「英国フットボール記者協会」元会長が語る日本人成功の鍵。~『プレミアリーグの戦術と戦略』~(Number編集部)
  • 球界最強のモノマネ王が引退――。DeNA高森勇旗の“ビミョー”な去り際。(村瀬秀信)

    斎藤佑樹、田中将大と同学年。モノマネのレパートリーはイチロー、小笠原道大など幅広い。写真は、昨年11月にKスタ宮城で行われたトライアウトに挑んでいた時の高森。 「ホームラン、最高の感触でした! 自信はあったんですよ。今年の後半戦にトレーニング法を代えたのがバッチリハマって、そっから調子上がってきていたんで。10月2日にクビになってから、キャンプまでの4カ月の間をこのまま必死に練習すれば、すっげぇ選手になれんじゃないかなって、そう思っているぐらいですから」 昨年の11月9日。Kスタ宮城で行われたトライアウトで参加者中唯一のホームランを放った高森はそんな言葉でおどけてみせた。 高森勇旗。 彼ほど実績と人気のギャップがある選手は珍しい。2006年、中京高校から高校生ドラフト4巡目で横浜ベイスターズに入団するもプロ6年間での一軍出場は'09年のわずか2試合、通算成績も4打数1安打……にもかかわらず

    球界最強のモノマネ王が引退――。DeNA高森勇旗の“ビミョー”な去り際。(村瀬秀信)
    valygar
    valygar 2013/01/29
    その観察力と努力できる才能があれば次は上手くいくんじゃないかなー。
  • “天才”柿谷曜一朗を蘇らせる、C大阪・ソアレス監督の非凡な目。(木崎伸也)

    今年、レンタル先の徳島からセレッソに復帰した柿谷曜一朗。選手層の厚さに阻まれ、まだ途中交代での出場が多いが、時おり天才の片鱗を覗かせるプレーを披露する。 6月6日のナビスコカップ第5節、セレッソ大阪対川崎フロンターレ(3対2)を取材に行くと、おもしろい采配に出会った。 セレッソ大阪のセルジオ・ソアレス監督は、0対1とリードされて迎えたハーフタイム、大胆な交代を実行する。ボランチの扇原貴宏を外し、左MFとして先発した丸橋祐介をそのポジションに移したのだ。 丸橋といえば、プロとしては左サイドバックで頭角を現した選手で、多くの人が“左サイドのスペシャリスト”という印象を抱いているだろう。にもかかわらず、ソアレス監督は突然、試合中に丸橋をボランチにまわしたのだ。あえて日本代表でたとえるなら、(利き足は違うが)長友佑都を流れに応じてボランチに置くようなものだろうか。 また、扇原はロンドン五輪代表のボ

    “天才”柿谷曜一朗を蘇らせる、C大阪・ソアレス監督の非凡な目。(木崎伸也)
    valygar
    valygar 2012/06/19
    過去にもこうやって天才って言われながら結局目覚めずじまいだった選手は結構いるよね。果たして柿谷はどうなるか。
  • 安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)

    当初はFWとしてプレーしていたが、1999年にディナモ・ザグレブの監督に就任したオズワルド・アルディレスにサイドプレーヤーへの転向を促され、以降、サイドを主戦場として活躍。サンフレッチェ広島に加入した初年度も右サイドのレギュラーとしてシーズン4位という好成績に貢献した。 今、Jリーグにとって最も悩ましい問題のひとつは、若手のヨーロッパ流出だろう。2010年W杯以降、香川真司、内田篤人、宇佐美貴史、大津祐樹といったリーグの見所となりうるタレントたちが次々と日を離れ、この夏もセレッソ大阪の清武弘嗣や柏レイソルの酒井宏樹の海外移籍が噂されている。 ドイツに6年間住んだ経験がある筆者としては、リスクを冒して移籍する若手選手たちの気持ちがわかる気がする。Jリーグである程度の結果を出せば未知の世界で力を試したいと思うのが自然だし、言葉も通じない異文化に飛び込むことで価値観が変わって劇的な成長を遂げる

    安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)
  • ビラスボアスの思惑を阻んだ“壁”の正体。~チェルシーの構造的な問題とは?~(田邊雅之)

    「不幸にしてチームの結果とパフォーマンスは十分なものではなく、改善の兆候はまったく見られませんでした」 ビラスボアス監督の解任に際してチェルシーが発表した公式声明は、残酷なほど直截的だった。 3月3日、チェルシーは格下のウェストブロムウィッチに0-1で敗北。CL出場枠が危うくなったという判断により、34歳の青年監督はわずか在任8カ月で引導を渡された。 今回の解任は「志半ば」という表現が相応しい。ビラスボアスはチーム改革に着手していたからだ。 従来と同じ4-3-3でも、ボール支配率を重視した攻撃的なサッカーを追求し続ける。守備でもラインを高く保ち、全員でプレスをかける能動的なスタイルを目指した。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 1038文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけで

    ビラスボアスの思惑を阻んだ“壁”の正体。~チェルシーの構造的な問題とは?~(田邊雅之)
  • MLBで通じない日本人内野手の守備。人工芝のグラウンドも原因のひとつ!?(氏原英明)

    今季、ボストン・レッドソックスとのオープン戦でプレーしたミネソタ・ツインズのショート、西岡剛。昨シーズンの開幕前のように高評価を得られるか? 昨季、ミネソタ・ツインズに移籍した西岡剛は、メジャー挑戦の想いをこう表現した。 「日人内野手で大成功した人がいないので、若い時に挑戦をして、日人内野手に対するイメージを覆したい」 西岡らしい強い意志を感じる言葉だった。 2010年、千葉ロッテでシーズン206安打を達成し、首位打者を獲得。そのまま日でプレーしていれば、多額の年俸を稼げたはずだが、それを捨ててアメリカへ渡った。より高いレベルの世界に身を置こうというのはトップアスリートの性だが、そのチャレンジ精神は日球界ならずともリスペクトされてしかるべきなのだろう。 しかし現実は厳しかった。併殺時の二塁ベースカバーでスパイクされたという不運を嘆く声もあったが、松井稼頭央(楽天)や岩村明憲(楽天

    MLBで通じない日本人内野手の守備。人工芝のグラウンドも原因のひとつ!?(氏原英明)
  • <Jリーグ20年記念> イビチャ・オシム 「今、解き明かされる『走る』ことの真の意味」~2005年:ジェフ千葉の変革~(田村修一)

    Jリーグが20年目を迎えた。 リーグがこの20年で見せた発展の背景には、来日した世界的なスター選手や名将、類稀な能力を持った日人選手たちの尽力があった。節目の年、改めて彼らの足跡を辿った。 ウェブでは、Number798号「<Jリーグ20年記念> 歴史を動かした20人。」 から、イビチャ・オシムとジェフ千葉の物語を公開。選手、スタッフとしてオシムの薫陶を受けた阿部、羽生、江尻、そしてオシム人への取材を通じ、オシムがもたらした変革の当の意図を明らかにする。 「教祖だっては言うんですよ(笑)」 あなたにとってイビチャ・オシムは? との問いに、羽生直剛は少し考えた後でそう答えた。現在、FC東京でプレーする彼は、ジェフ千葉でオシムに育てられたいわゆるオシム・チルドレンのひとりである。 「教祖という言葉は宗教がかって違和感もあるけど、サッカーの話をしながら、人生も一緒なんだって調子に乗ってし

    <Jリーグ20年記念> イビチャ・オシム 「今、解き明かされる『走る』ことの真の意味」~2005年:ジェフ千葉の変革~(田村修一)
  • ザックは今、“何”を探している!?石川直宏に続き宮市亮を呼んだ意味。 (二宮寿朗)

    「彼(宮市)はA代表でプレーするチャンスはある」と語ったザッケローニ。これまでも、宇佐美貴史、久保裕也、柴崎岳ら10代の選手を招集してきたが、宮市への期待度は1ランク違うものを感じさせる 昼の暖かさがまるで嘘のように、夜の大阪長居スタジアムは厳しく冷え込んだ。 2月24日、日本代表は2012年のファーストマッチとなったアイスランド代表との一戦に臨み、1得点1アシストを記録した槙野智章らの活躍もあって3-1で勝利した。北欧でプレーするメンバーを中心に来日した相手のレベルを考えれば、もう少し圧倒して寒さを吹き飛ばすような内容を期待していた。とはいえ、コンディションが上がっていないオフ明けという事情を差し引けば、まずまずの出来だったと言えるだろうか。 試合後の会見で雄弁に試合を振り返ったアルベルト・ザッケローニも、ある程度、試合内容には満足していたように見えた。 「まず選手には、勝って今年をスタ

    ザックは今、“何”を探している!?石川直宏に続き宮市亮を呼んだ意味。 (二宮寿朗)
  • 女子サッカーの現在地。~W杯優勝でどう変わったか?~(小川勝)

    W杯優勝からわずか1週間後に再開されたなでしこリーグ2011シーズン。7月24日、ホームズスタジアム神戸で行われたI神戸対ジェフLの試合には、過去最高(当時)となる17812人の観客が詰めかけた ロンドン五輪に向けて、日選手団の「顔」は誰だろう、と考えてみると、期待度に老若男女を超えた認知度という点を加味すれば、やはり「なでしこジャパン」ではないだろうか。現在、FIFA女子ランキングにランクインしている国と地域は173。日は第3位である。1位は米国。2位はドイツ。これほど世界的に普及した団体球技で、日が下位から成長を重ね、ここまで上り詰めた競技は珍しい。他の競技を見ると、日の女子が過去に好成績を収めたのは、五輪競技になった当初の、比較的まだ競争の少ない時期だったのである。 例えばバレーボールが正式競技になったのは1964年の東京五輪。日女子は、その東京五輪と'76年のモントリオー

    女子サッカーの現在地。~W杯優勝でどう変わったか?~(小川勝)
  • <五輪代表連続インタビュー#5> DF・鈴木大輔 「チームで絶対的な存在になる」(佐藤俊)

    「(ホームで1失点していて)シリアにはやられているので、そこはしっかり抑えたい。残り3試合は全勝のつもり」と、2月5日のアウェーでのシリア戦を最重要視し、なおかつ残り全試合で勝利宣言をしている鈴木大輔 鈴木大輔にとっての2011年は、アルビレックス新潟でのレギュラー定着、ロンドン五輪の出場権獲得を目指すU-22日本代表のセンターバックとして最終予選を戦うなど、選手として頭角を現したシーズンだった。そこまで彼を押し上げたものは何だったのか。2012年を「勝負の年」と位置づける鈴木が見つめる先とは……。 ――昨年はチームで24試合に出場し、手応えを感じたシーズンだったのでは? 「結果だけ見るとそうかもしれないですけど、課題ばっかりですね。内容を見るとまだまだ絶対的なレベルではないですし、DFをやっていると何かしら失点にからんでしまうことが多いので、なかなか100%満足することはないです」 ――

    <五輪代表連続インタビュー#5> DF・鈴木大輔 「チームで絶対的な存在になる」(佐藤俊)
  • 38歳になったインザーギの試練。戦力外ギリギリでも己を貫けるか?(弓削高志)

    フィリッポ・インザーギは交代を告げる電光掲示板に気づかないふりをした。 1月18日に行なわれたノバーラとのコッパ・イタリア5回戦。氷点下のサン・シーロに集った観客はわずか2000人弱に過ぎなかったが、インザーギは少年のようにボールを追いかけ、最後に得点を決めた441日前のレアル・マドリー戦のように抜け目なくゴールを陥れようとした。後半14分、スタンドからの拍手に促され名残惜しそうにピッチを後にしたが、ベンチに向かう気は一切ない。 「なぜ90分間プレーさせてくれないんだ!?」 アッレグリ監督への怒りは収まらず、視線を合わせないまま指揮官の脇を素通りすると、無言のままロッカールームへ直行した。感情を殺した指揮官も直立不動のまま、遠ざかる背番号9へ目をくれようともしない。辛勝した試合後も「彼の苦々しい気持ちも理解できるが、私はやるべき交代をやっただけだ」と冷淡に突き放した。 2月に再開する欧州チ

    38歳になったインザーギの試練。戦力外ギリギリでも己を貫けるか?(弓削高志)
    valygar
    valygar 2012/01/27
    まだまだがんばって欲しいな。
  • 阪神・一二三慎太の決断は報われる!?投手から野手に転身する事例を検証。(氏原英明)

    「もうピッチャーに未練はない。ピッチャーでは無理だったけど、野手ならリハビリしながらやっていけると思う。もう自分は野手って決まりましたので、今年は野球に没頭したい」。鳴尾浜での自主トレで1月から始動している一二三慎太選手 イチかバチかの人生の選択である。 2年目を迎える阪神・一二三慎太が野手へ転向することを決めた。東海大相模高校時代は、エースとして3年夏の選手権大会で準優勝。右肘を下げて投げ込む彼の姿は、来のポテンシャルからすれば物足りなかったとはいえ、当時の高校生を代表するピッチャーの一人だった。 その一二三が右肩の故障が癒えないことを理由に、投手を断念し、野手に転向するのだ。大きな賭けであるし、『投手・一二三』を失うことは日の野球界にとっては損失である。 だが、一二三には、もうひとつ、こんな声があったのも事実である。 「一二三はバッターとして将来性のある選手」。 高校3年の夏の甲子

    阪神・一二三慎太の決断は報われる!?投手から野手に転身する事例を検証。(氏原英明)
    valygar
    valygar 2012/01/22
    高校の時にもう肩痛めてたのでは。阪神もそれを織り込み済みで採ったのだと思ってたけど。
  • <密着ドキュメント> 宮本恒靖 「グッドバイ」(佐藤俊)

    雑誌「Number」誌上で、2005年6月から6年半にわたって連載してきた宮恒靖選手の密着ドキュメント「シリアス」。宮選手の現役引退と共に、29回にわたる連載も最終回を迎えました。雑誌「Number」795号に掲載された「シリアス」完結編を特別にウェブ公開します。 2011年12月19日、神戸のホテル――。突然、場内が暗転し、スクリーンに宮恒靖のプレーが映し出された。ガンバ大阪、ザルツブルク、ヴィッセル神戸、日本代表と、彼の足跡をなぞるように思い出のシーンが流れていく。何かをやり遂げたような表情がクローズアップされると場内に明かりが戻り、宮は微かな笑みを浮かべながら登壇した。 「わたくし、宮恒靖は2011年をもって現役を引退することを決意しました」 8台のテレビカメラが宮に向けられ、眩いフラッシュが彼を照らした。その表情には、引退会見にありがちなウェットで感傷的なものは、まった

    <密着ドキュメント> 宮本恒靖 「グッドバイ」(佐藤俊)
  • モウリーニョとレアルを完全凌駕した、グアルディオラとバルサの戦術と能力。(中嶋亨)

    お互い相譲らぬ名采配ぶりを繰り広げるグアルディオラとモウリーニョ。ラリー・クラシコ4連戦は、互いに1勝1敗1分けとなったが、CL決勝への切符は、ほぼバルサが得たことになった 27日、サンチャゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリーとバルセロナによるチャンピオンズリーグ準決勝一戦目は、バルサが2-0で勝利。国王杯決勝戦でバルサを120分間にわたって完封したレアル守備網は前半こそ無失点で切り抜けたものの、後半に守備的MFペペが一発退場となり、完全崩壊してしまった。 しかし、そのターニングポイントは試合開始直後からグアルディオラ監督の執った采配によって引き起こされたものだった。 国王杯決勝においてバルサの攻撃を停滞させる“Trivote”が機能したレアルは万全の態勢で宿敵をホームに迎えた。 一方のバルサは試合前日にイニエスタまでもが負傷離脱。鉄壁の守備網を敷くレアルに対し個人技による打開が期待さ

    モウリーニョとレアルを完全凌駕した、グアルディオラとバルサの戦術と能力。(中嶋亨)