先日、底辺託児所にEMAS(Ethnic Minority Achievement Service)という団体から講師がやってきて、「バイリンガル幼児の言語能力開発法」というコースが行われた。 基本的に託児所スタッフのためのコースだが、今回はテーマがテーマだけに、館内の別の部署でボランティアしている外国人スタッフも「バイリンガルの子供を育てている親として教養を深めたい」といった理由で受講を希望、蓋を開けてみれば圧倒的に外国人の受講者の数が多い。という顔ぶれでコースが始まったのである。 最初は純粋に言語的お話が続き、ふんふん言いながらみんなメモを取ったりしていたのだが、どこからそういう流れになってしまったのか、たぶん講師が「2カ国語以上の言語が話されている家庭ならではの、何か興味深い出来事はありませんか?」と外国人受講者の発言を促してからだったと思うが、気がついたら、あるロシア人女性が 「私