やや旧聞になりますが、11月の終わりに自動車関連の学会・展示会「FISITA2012」に参加するため、中国・北京に行ってきました。会場となった中国国家会議中心は北京市の中心から北へクルマで40分ほどのところに位置しています。近くには2008年の北京オリンピックでメインスタジアムとなった「鳥の巣」やオリンピックで使われたプール、体育館があり、国家会議中心自体も、オリンピックのプレスセンターとして使われたということです。 今回のFISITAのポスターセッションで、米Delphi社はホンダと共同で開発したディーゼルのクリーン化技術について発表しました。この技術は、一口に言えば始動直後のNOx排出量が多い運転領域で、3元触媒によってディーゼル排ガスをクリーン化するというものです。日本ではすでに2012年5月に開催された自動車技術会の春季大会でホンダが発表しています。 ディーゼルは通常希薄燃焼運転を
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