今年の夏は猛暑続きで、例年以上にエアコンを使ったという方は多いと思いますが、そのエアコンの存在が児童・生徒の学力向上はもちろんのこと、人類の長寿化にも一役買っていると話すのは、現役医師である徳田安春先生。そのいっぽうで、エアコンの世界的な普及に伴う弊害にも目を向けなければならないと、ご自身のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』にて訴えています。 エアコンの故障による死亡 2018年の夏の日本は異常熱波による酷暑で、熱中症の患者さんが多数発生しました。岐阜県内のある病院では、80歳代の入院患者さん5人が次々と死亡し、エアコンの故障で入院室内が異常に高温となったための、熱中症が死因ではないかと疑われています。今や日本の熱中症は、地域だけでなく院内でも発生しうるとみるべきです。 シンガポールの初代首相であったリー・クアン・ユーは、エアコンは歴史上最も重要な発明の1つである、と述べました。実