アマゾンウェブサービス(AWS)の日本法人、アマゾンデータサービスジャパンは2012年8月24日、企業向けのデータアーカイブサービス「Amazon Glacier(アマゾン・グレイシャー)」の説明会を開催した。 Glacierは米AWSが2012年8月21日に発表した新サービスで、アーカイブデータを格納するためのストレージ領域を提供するもの。例えば、決算関連書類や医療データ、3D-CADの図面や映像コンテンツなど、アクセス頻度が低く、サイズが大きなデータを長期保管する用途に最適化している。従来、ストレージサービスとして提供してきた「Amazon S3」が、保管したデータをいつでも好きな時にすぐ取り出せるのに対し、Glacierからデータを取り出すためには数時間かかる(詳細は後述)。その代わり、利用料金はS3の約10分の1に抑えている。「氷河」に由来するサービス名の通り、“長期間に渡ってデー