今月のお題は、厳密にいうとあまり2月のニュースではない(1月と3月のニュースが混じっている)のだがご容赦頂きたい。今月のお題は小容量FPGAについてである。 最小構成でも大容量、AMDの新Spartan AMDは2024年3月5日に「Spartan Ultrascale+」を発表した(「エッジ向け「Spartan UltraScale+」、AMDが発表」)。ここでポイントになるのは、最小構成の「SU10P」でも11K LCとかなりの大容量になっていることだ。オンチップメモリも1.77Mビットとかなりの容量である。これだけあれば、実はMicroBrazeどころかフルスペックのRISC-V(RV32I)を動かしてまだ余裕がある回路規模であって、既にGlue Logic向けを完全に通り越している気がしなくもない。もちろん、前世代の「Spartan-7」も2035年まで提供されることが明言されてい
はじめに 本記事ではXilinx社のソフトコアCPUであるMicroBlazeでFreeRTOSを動作させ、PCのターミナルソフトとFPGAとの間でシリアル通信してI2CやSPI、UARTのペリフェラル制御を行います。 ※因みに私はRTOSを触るのは初めてなので、突っ込みどころがありましたらぜひご指南ください。。 設計の背景 FPGAの利用価値は 汎用品では不可能な柔軟な回路構成(静的にも動的にも) プリミティブな回路による圧倒的なリアルタイム性能 の2点に集約されると言えます。 例えば、数多くのセンサとアクチュエータをぶら下げて、流れてくるデータを監視しながらリアルタイムにデバイス制御したい場合など。 最近ではARMコアと論理回路部がワンパッケージになったFPGAも一般的になってきましたが、ARM上のLinuxにさせるまでもない瑣末な処理で、なおかつリアルタイム性能も重視したい時に便利な
もう終わりそうですけど、4月ですしこれから組み込み業界へ向かうかたへ自分がこの本よかったなーって思ったのをいくつかピックアップしてみます。ただ、一言に『組み込み』と言っても幅広くて分野によって求められる知識は結構変わってくると思いますが、ベースは一緒だろうと思います。 ちなみに自分はCPUはRL78、Cortex-M0、Cortex-M3、Rx、SH、Cortex-A9、FPGAは最大でも7000LUT程度のレンジのハードウェア設計をやってきました。今はZynqや大規模FPGA開発に携わりたいと思っています。 以下に挙げていきますが、オススメがあれば是非教えていただきたいです。 ※順番に意味はありません。 CPUの創りかた CPUの創りかた 作者: 渡波郁出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2003/10/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 35人 クリック:
米Altera社は2014年10月1日、不揮発性FPGAである「MAX 10 FPGA」を発売した(発表資料)。Altera社のMAXファミリは、登場以来、従来の「MAX V」までCPLDという位置付けだったが、今回、アーキテクチャを一新し、MAXファミリで初めてFPGAの名を冠した。 産業機器におけるモーター制御やマシンビジョン、自動車の情報端末やADASにおける信号処理、電気自動車のパワー・コントロール・ユニット(PCU)、通信機器やサーバーなどにおける電源投入シーケンス管理といった用途に向ける。 今回のMAX 10は、その製品名にFPGAとあるように、正真正銘のFPGAだ。 CPLDだった従来のMAX Vは、ロジックエレメント(LE)数が40~2000個と小規模だったが、今回のMAX 10は、2000~5万個と大きく規模を増やした。 LE数を増やした結果、同社のソフトコア32ビットC
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く