WSLgで実現されるLinux GUIアプリ実行環境は、プレーンなLinuxの実行環境なので、そのままでは日本語入力が行えない。UTF-8による日本語の表示に関しては、日本語フォントを設定してやることにより、簡単に行うことが可能だ。 しかし、WSL2は、仮想マシン内で動作するため、Win32側のWindows IMEは利用できず、WSL2ディストリビューション側に日本語入力環境を構築する必要がある。ここでは、その方法を解説する。ただし、WSLgでの日本語入力は、不完全な動作しか行えず、たとえば、変換時のキー割り当てなどを正しく行うことができない。とはいえ、かな漢字変換して入力を行う最低限の動作は可能だ。 なお、この記事では、WSLディストリビューションとしてUbuntu、あるいはUbuntu-22.04 LTSを想定している。Ubuntu系の他のディストリビューションでもほぼ同じ手順が使え
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