台湾在住のアーティスト、リー・キットの個展『The voice behind me』が、6月2日から東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。 1978年に香港に生まれたリー・キットは、布や段ボールに描いた絵画や、ライトやタオルハンガーと絵画を組み合わせた作品を制作。日常の一部を彷彿とさせる作品は、身の回りの社会や政治状況への問題意識に基づいている。2013年の『ヴェネチア・ビエンナーレ』では香港館の代表として選出されたアーティストだ。 不安や、孤独、呼吸などをキーワードにしたという『The voice behind me』には、自宅のテーブルの表面を指でひっかき続ける様子を作品にした『Scratching the table surface』をはじめとするこれまでの代表作数点と、テキストが書かれた布に描いた絵画や、ダンボールに描いた絵画、ギャラリーの空間に合わせた映像作品などの新作を含め
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