ライブドア事件で上告中の元社長堀江貴文被告(36)が、故永田寿康元衆院議員らによる「偽メール」問題で名誉を傷つけられたとして、民主党に約3千万円の損害賠償や謝罪広告掲載を求めた訴訟の第1回口頭弁論が29日、東京地裁(浜秀樹裁判長)であった。民主党側は請求棄却を求めた。 民主党側は詳しい反証を次回期日以降に持ち越した。 訴状によると、永田元議員は平成18年2月、堀江元社長が選挙コンサルタント費用の名目で、自民党の武部勤元幹事長の次男に3千万円を振り込むよう指示したとする内容のメールがあると主張し、衆院予算委員会で読み上げた。 当時民主党代表だった前原誠司副代表も、会見などで「メールの信憑(しんぴょう)性は高い」などと発言したが、最終的に偽物と判明した。