交通事故で事情聴取した女性3人に抱きつくなどしたとして、岐阜県警は18日、岐阜南署警務課の男性巡査部長(44)を特別公務員暴行陵虐の疑いで書類送検し、停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。巡査部長は同日付で依願退職した。 県警監察課によると、巡査部長は同署交通課に所属していた昨年6〜11月、交通事故3件について事故関係者の20〜30代の女性3人を事情聴取した際、捜査車両の中で抱きつくなどした疑いがある。うち1人の家族からの相談で発覚した。また、職務と関係がないのに、十数人の女性の運転免許証を照会したという。 巡査部長は「不安を落ち着かせようと雑談するうち、親近感を感じた。申し訳ないことをした」と話しているという。 酒井史朗首席監察官は「言語道断な行為でおわび申し上げる。指導教養を徹底し、再発防止に全力を尽くす」とコメントした。