保釈が決まったジュリアン・アサンジュ容疑者=ロイター 【ロンドン=伊東和貴】英国の治安判事裁判所は14日、米外交公電の暴露を続ける内部告発サイト「ウィキリークス(WL)」創設者で編集長のジュリアン・アサンジュ容疑者(39)の保釈を決めた。検察側は異議を申し立てる方針で、拘束が続く可能性がある。 英BBCによると、保釈金などは24万ポンド(約3200万円)。パスポートの引き渡し、外出制限、位置を把握するための電子タグの装着、来年1月11日の次回審理への出席などが条件という。 スウェーデンの裁判所から女性2人に対する強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕状が出され、国際刑事警察機構(ICPO)が国際手配。英警察が今月7日に逮捕し、14日が拘束期限だった。 WLに対しては、米国政府が強く反発し、スパイ罪での訴追を模索する動きもある。WLの支持者らは逮捕が政治的なものだと批判している。 今後、