JR貨物労組(伊藤憲治委員長)は6日、東京・目黒さつき会館で中央委員会を開き、春闘でベア2000円を要求することを決めた。 挨拶の中で伊藤委員長は「沼津駅の高架化工事にともない、貨物不要論を言い出すような県知事も出てきている」 「昨年、会社側は株主総会で不採算路線からの撤退など経営の選択と集中を求められたが、JR貨物は第二種業者なのでいったんダイヤを切ったらその線は二度と復活できない。地方路線を別会社にしてフィーダー輸送を委託したらどうか、という話も提案されているようだが、選択と集中は製造業に合った話であり、鉄道には適さず論外だと思う。しかし、景気の本格的な回復がまだ先という中で、国鉄時代から引き継いだ老朽化した機関車や貨車などを更新しながら、安全を担保しつつ、全国ネットを維持していくのは大変だ」 「12年度はJRグループ発足から25周年となる。民主党は特殊法人を全て無くする考えであり、1