C01-ニート(NEET)/何のために働くの? 平成16年版「労働経済白書」によると、「ニート」と呼ばれる若者が、全国で52万人もいるといわれます。 ニートとは、学校卒業後、進学せず、仕事もせず、仕事に就くための訓練も受けていない15歳から34歳の若年層のことで、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字(NEET)による造語です。 定職を持たない若者としてよく話題になるフリーターは217万人(平成15年・厚生労働省調べ)に上りますが、彼らはまだ働く意志があります。ところがニートは、仕事をする意欲すら失っているといいますから、問題はより深刻です。 求職活動をしたことがない理由は、多い順に、「会社生活をうまくやっていく自信がない」「自分に向いている仕事が分からない」「何となく」と答えています。 働かなくても親の経済力で生きていける、というのは