【シリコンバレー=岡田信行】2010年の米国のインターネットサイト訪問者数シェアで、SNS(交流サイト)最大手の米フェイスブックが検索最大手の米グーグルを抜き、首位に立ったとみられることが米調査会社の調べで分かった。フェイスブックは昨年3月に週次で初めて首位となったが、通年での首位は初めて。めまぐるしく攻守が入れ替わるIT(情報技術)業界を象徴する出来事といえそうだ。ネット調査の米エクスペリア
記者活動をしていると、参考文献の引用や画像の扱いをめぐって判断に迷うことがある。著作権の問題が生じるからだ。ルールに基づく正当な範囲での引用は別として、著作物の使用には原則許諾が必要だが、中には「相手の了解が要るのだろうか」と首をかしげる例もなくはない。デジタル時代の著作権問題について書いた話題の『著作権の世紀−変わる「情報の独占制度」』(集英社新書・756円)を読んで、そんな疑問が解消された。法的根拠は怪しいのに、あるかのような扱いを受けている「疑似著作権」の例が増えているという。著者の福井健策弁護士に実情を聞いた。(堀晃和) 「疑似著作権」は福井弁護士が名付けた言葉。「理論的には著作権ではないが、社会で事実上、それに近いような扱いを受けているケースをさす」という。 建築物の写真の例が分かりやすい。建物の撮影は、著作権法の第46条で許諾不要が認められている。雑誌への掲載など写真の利用方法
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