「TCSグループ」という、悪名高い非公開企業が存在する。 もとは「東京コンピューターサービス」といったが、M&Aを繰り返して企業集団を拡大し、現在は純粋持株会社となり、「TCSホールディングス株式会社」を名乗っている。 TCSのホームページを見る限りでは、一般的なIT企業にしか見えないはずだ。ところが、TCSグループはただのIT企業ではない。傾きはじめた企業を買収し、そこでの労使関係を破壊することによって——特に、労働組合を、暴力的な手段まで用いて徹底的に攻撃することで——従業員を低賃金で使い倒し、それによって収益を上げてきた存在なのだ。 記事タイトルの発言をおこなった髙山允伯・前会長は、既に故人となっている。しかし、その恐ろしいまでの搾取の傷跡は、TCSグループの傘下になったどの企業でも観察できる。 ここでは、TCSグループの主な企業とそこで起こった事件と現状を、ざっと概観したい。 東京
![机叩き「ばかやろう!生産性上げろ!」……『恫喝会長』支配するTCSグループの評判(1) | 『ぶられぽ.com』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fa97eb5478310dc2129cec53ce8e7cbe7548e848/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fburarepo.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F02%2FtcsGroup.gif)