京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長(物質-細胞統合システム拠点教授)の研究グループが世界で初めて樹立した人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell: iPS細胞)に関する特許について、京都大学が権利者となり特許出願を行っています。このたび、iPS細胞の基本技術に関する欧州特許(出願番号06834636.0)が成立しました。 山中所長のiPS細胞基本特許は、日本では既に3件成立しておりますが、海外では南アフリカ、ユーラシアおよびシンガポールで成立しています。今回の欧州における特許の成立は、海外の主要地域としては初めての成立となります。 今回成立した特許の特許請求の範囲は以下のとおりです。 欧州出願(出願番号06834636.0) Octファミリー、Klfファミリー及びMycファミリーを含む初期化因子 Octファミリー、Klfファミリー及びサイトカインを含