「核の番人」と呼ばれるIAEA=国際原子力機関のグロッシ次期事務局長がNHKの単独インタビューに応じました。グロッシ氏は、イランなどの核開発問題に対し、「公平であると同時に、断固とした態度で臨む」と述べ、厳しい姿勢で対応する考えを明らかにしました。 グロッシ氏は29日、NHKのインタビューに応じ北朝鮮の核問題について、「IAEAの査察官が北朝鮮から出されて10年以上がたち、情報が得られず、大きな空白が生じている」と述べ、核開発の実態を把握できずにいる現状に危機感を示しました。 そのうえで、「アメリカと北朝鮮の政治合意が成立したら、即座に、北朝鮮でIAEAの査察活動が展開できるようにする」と述べ非核化をめぐる米朝交渉の行方を注視し、検証活動を再開させたいと強調しました。 また、核開発の動きを強めるイランについて、建設的な関係を築きたいとする一方で、「公平であると同時に、断固とした態度で臨む。
![“核の番人”次期事務局長 核開発問題に「断固とした態度で」 | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/74593173ddc9330be6c5bc4a97e60955e75b5309/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20191130%2FK10012197281_1911301910_1911301918_01_02.jpg)