英語のリスニング試験を倍速で放送します――。京都市の私立大、衛府嵐大学は今年度の入試から、時間あたりの効果や満足を重視するタイムパフォーマンス(タイパ)の概念を取り入れた「タイパ入試」を導入、実施する。少子化で志望者が減少する中、タイパを重視する「Z世代」の積極的な獲得をねらう。 タイパ入試を行うのは、情報商材学部と転売経済学部の新設2学部。両学部とも国語・数学・英語から2科目を選んで受験する。時間効率を上げるため、試験時間も従来の60分から30分に短縮した。 試験内容もタイパを重視。英語ではリスニング問題を倍速で放送するほか、国語では論説文、物語文とも原著の要点を200字程度にまとめた要約を読ませて内容を問う問題に。また数学では試験前日に問題と解答をあらかじめ公開し、「ネタバレ」を確認してから試験本番に臨めるようにした。 通常では試験日から1週間程度要する合否発表も、世界初となる「即時発