若い女性に日本酒をもっと気軽に楽しんでほしい ひめぜんの開発が始まったのは昭和50年代後半。 当時、ビールやワインなど酒類の多様化が進み、日本酒の市場の縮小が懸念されていた中、新たな市場開拓をするべく、これまでに一ノ蔵が培ってきた日本酒の醸造発酵技術を活用した新商品の開発がスタートしました。 新市場の開拓にあたり、着目したのが20代~30代の女性でした。 普段あまり日本酒に親しみのないこの世代の女性にどうしたら支持されるか調査したところ、アルコール度数が低いこと、甘酸っぱい味わいが好まれることが分かりました。 日本酒にはない爽やかな酸味と柔らかな甘味を追求し、 試行錯誤の果て昭和63年に新伝統酒「ひめぜん」が誕生しました。 原酒でありながら、従来の清酒の約半分ほどに抑えられたアルコール分、そして冷でも熱燗でも損なわない持ち味は、軽くおしゃれにお酒を楽しむこの世代に受け入れられました。
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