2008年3月6日、容量320GBの新しいHDDが秋葉原の店頭に並んだ。一見すると何の変哲もないが、この米Western Digitalの「WD3200AAJS」は、1枚当たりの容量が320GBという、高い記録密度のディスク(プラッター)を搭載している。 これまで3.5インチディスクの記録密度は、米Seagate Technology、日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)、Western Digitalの3社が250GB/ディスクで横並びの状況だった。そして2007年6月、昭和電工が1枚当たり最大334GBのディスクの量産化に成功。韓国Samsung Electronicsがこのディスクを3枚搭載した1TBモデル「Spin Point F1」の製造を発表したが、まだ一部のOEM出荷のみで、店頭での販売には至っていない。今回のWD3200AAJSもこのディスクを搭載しているとみ