兵庫県姫路市の老舗百貨店「ヤマトヤシキ」(早瀬恵三社長)は29日、姫路店(同市二階町)を来年2月28日でいったん閉店すると発表した。建物の老朽化に伴う維持運営コストが増え、業績悪化の一因となっていることが理由という。同社は「建物の建て替えが最善の策と判断した」としているが、建て替えの詳細な計画や工事の開始時期については「これから決める」と説明している。加古川店(加古川市)は営業を続ける。 同社によると、29日に臨時株主総会を開いて決議した。同社は2015年3月に私的整理の「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」が成立した後、企業再生ファンド「マイルストーン ターンアラウンド マネジメント」の支援の下で経営再建を進めてきた。だが、ADR成立後も16年2月期から2年連続で赤字を計上。18年2月期も黒字化は難しい状況という。 姫路店の建物(地上8階、地下1階)は、完成から50年以上がたっている
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