月刊誌「噂(うわさ)の真相」元副編集長、川端幹人さんの話 岡留さんは最初から最後まで「反権力」で「反権威」。無名の弱い人ではなく、有名で強い人を批判する。純朴とも言えるほど、スキャンダルを暴くことで権力や権威を撃つのだ、と本気で信じていた。 編集者としての特徴は、人並み外れたやじうま根性から生まれるアイデアとプロデュース能力、そして明るさ、楽観性だろう。情報は常にオープン。評論家の佐高信さんなど執筆陣やスタッフから何人もの才能が生まれた。そして常に前向きでタフ。記事にした相手から名誉毀損(きそん)などで訴えられたり、右翼の襲撃を受け、自分も含めて負傷者が出たりするなどのトラブルになっても、常に軽やかで、あまり気にする風情はなかった。動画を配信したり、記念の宴会を開いたり、続報のための材料を誌面で募集したりと、むしろネタにして乗り越えていく姿勢を見せた。 編集部では、岡留さんに「大丈夫ですか
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