「王国」を崩したのは 砦を襲う竜巻 微妙な影も 10月末に投開票された衆院選では、自民、立憲民主両党の大物が小選挙区で相次いで落選しました。朝日新聞社が実施した出口調査から、それぞれの敗因を詳しくみてみました。そこから浮かび上がってきたものは……。(朝日新聞記者・君島浩)=各候補者の肩書、年齢は投開票日当日 「王国」を崩したのは 平成の世に入る頃から、岩手県は「小沢王国」の異名をとってきました。元民主党代表の立憲前職、小沢一郎氏(79)が絶大な影響力を及ぼしてきたからです。 中でも自身の選挙区である岩手3区は、王国の牙城で、小沢氏は、衆院選立候補者1051人のうち、最多の17回当選を果たし、しかも選挙区では無敗を誇ってきました。 しかし、今回はこれまで3連勝しながら、いずれも比例区で復活してきた自民前職の藤原崇氏(38)に初黒星を喫しました。小沢氏は今回、約9千票差で競り負けました。前回2
![結局、食われてしまった辻元清美氏 出口調査で見えた〝完敗〟の理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e42f73512e1b6df066a6605b909ddd54fbfe42f0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs3-ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fstorage.withnews.jp%2F2021%2F11%2F10%2F4%2Fb3%2F4b31646f-l.jpeg)