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2012年10月13日のブックマーク (7件)

  • 歪められつつある「平成24年著作権法改正」 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    3月に提出されて以降、国会の混乱もあってしばらく店晒しになっていた著作権法改正案だが、自民党が審議復帰したタイミングに合わせて、衆院委員会で2度目の趣旨説明が行われ、さらにそこから1週間であっという間に会議まで通ってしまう・・・という展開で、後は参院の審議を待つばかり、という状況になってしまった。 しかも、衆院で委員会の審議に入るや否や、議員サイドから予定調和的な修正案が提出され、以前懸念していたとおり*1、「違法ダウンロードに罰則」というシュールな規定が入った形で改正がなされようとしている。 「インターネットに違法投稿された音楽や映像などをダウンロードする行為が罰則の対象となる法案が今通常国会で成立する見通しとなった。10月1日にも施行する予定。「海賊版」と知りつつパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に取り込むと2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられる。」(日

    歪められつつある「平成24年著作権法改正」 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • 「元社員を訴える」ことの意味。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    先日、簡単に当ブログでご紹介した、新日鉄による対ポスコ営業秘密使用差し止め&損害賠償請求訴訟*1。 日経紙は相変わらずこのネタがお好きなようで、今度は月曜日の法務面で大々的に特集を組んで報じている。 新日鉄がいかにして「営業秘密関係訴訟のハードル」を乗り越えたのか、というところに主な焦点を当てた記事であり、「技術の不正取得の立証」がポスコ元研究者の別件訴訟のおかげで可能になったこと、「営業秘密」該当性の立証について、「社内でもトップレベルの難しい技術で、厳格な管理をしていた」(佐久間総一郎・新日鉄常務執行役員)と新日鉄サイドが自信を示していることなどが、記事としてまとめられている。 そもそも「厳格な管理」をしていた、というのであれば、なぜに技術者1名が協力したくらいで、「営業秘密が流出」してしまったのか、ということに、個人的には重大な疑問を抱いているところであるが*2、その辺を除けば、この

    「元社員を訴える」ことの意味。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • 誰が意匠権の拡大を望むのか? - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    昨年くらいから一部で議論はされながら、立ち消え(?)になったと思われていたネタが、日経紙上で突如として復活してきた。 「特許庁は工業製品のデザインを保護する意匠権の範囲を拡大する方向で検討に入った。パソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)などの画面上に表示されるウェブページやアイコンなどのデザインにも意匠権を認める方向。欧米など主要国の制度に近づけ、IT(情報技術)企業の海外進出を支援する。」(日経済新聞2012年3月27日付け朝刊・第5面) 確かに、記事にもあるように、画面デザインをめぐる紛争は、世界各地で勃発しているし*1、良いデザインがあれば模倣品が出回るのも世の常だ。 だが、だからといって、あらゆる機能的画面デザインを意匠権でカバーすることが、世の中のニーズに沿うか?と言われればそれは明らかに違うと思う*2。 記事では、 「著作権は意匠権と比べて権利の確定が難しく紛争の解決に時

    誰が意匠権の拡大を望むのか? - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • 「アンフェア」なのはどっちだ?<前編> - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    これまでこのブログでも取り上げてきた、越後製菓対佐藤品の「切り」特許事件。 地裁で請求棄却の判断が出たにもかかわらず*1、知財高裁で大逆転中間判決が出され*2、審理の帰趨が注目されているところで、佐藤品工業側から以下のようなプレスリリースが11月25日付けで出された*3。 当社が、平成22 年12月14日付で「当社に対する訴訟(控訴)の提起に関するお知らせ」で公表しておりました越後製菓株式会社(以下「控訴人」と言います)からの特許権侵害差止等請求控訴事件(控訴の提起日:平成22年12月13日付、訴えの提起日:平成21年3月11日付)において、平成23年11月16日付で控訴人から訴え変更の申立がなされた旨、知的財産高等裁判所より通知を受けましたので下記のとおりお知らせいたします。 記 1.変更の内容 訴訟は、平成22年12月13日付で控訴人より当社の製品が控訴人所有の特許権を侵害して

    「アンフェア」なのはどっちだ?<前編> - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • 絞り(F値)とは 絞りとシャッター速度の関係

    では「絞り」について解説していきます。 絞りとはレンズを通過する光の穴を調節することです。 光の穴を調節するとは穴が大きければ一度にたくさんの光量を取り込むことができ、穴が小さければ取り込む光量は少なくなります。 つまりシャッター速度が同じならば小さい穴より大きな穴のほうが明るい写真になるということです。 レンズ内部の絞りを正面から見た図

  • ニセ科学の見分け方 (PDF)

    ニセ科学の見分け方 屁理屈・ねつ造・陰謀論… その手口と対策 産業技術総合研究所 太陽光発電工学研究センター 主任研究員 櫻井啓一郎 2013.6.29 (v1.90) ケース1:相反する主張 どっちが 正しいの? 宇宙人は居る! 宇宙人なんて居ない! Checkpoint 1 物事には「100%白黒つけられない」ことがある 「どの程度」確からしいのか、が重要 ケース2:肩書き? 宇宙人は居る! 宇宙人なんて居ない! Checkpoint 2 肩書きなんて飾りです その人のこれまでの実績は? ケース3:証言? 宇宙人が来た! 俺は見たんだ! 宇宙人なんて来てない! あんた夢でも見たんだろう! Checkpoint 3 “○○さんが言った“だけで 判断していいの? ケース4:証拠? 宇宙人を見た! 写真もある! 宇宙人なんて来てない! Checkpoint 4 宇宙人を見た! 写真もある!

  • とある地方公務員が日々思ったことを10のコラムに分けて書いてみた

    公務員が相変わらず人気のようです。 確かに、現在の日を取り巻く現状から公務員になりたい人の気持ちはわかります。 私自身公務員をしておりますので、公務員志望の方からアドバイスを求められることがあります。 公務員だけど、公務員の残業代問題に潜む高齢者問題 http://anond.hatelabo.jp/20120922164617 前回、ちょっと暗くなるようなエントリーを書いたので今回は少し軽いノリで書きたいと思います。 1 公務員に対する妬みと憧れ私は一地方公務員ですので、市民と日々接する機会が多いのでよく感じるのが公務員に対する嫉妬と憧れの眼差しです。公務員に対しては、俺らの税金で飯いやがって、もっと働けと思ってる一方で、自分の息子は絶対公務員、娘は公務員の嫁と考えている人が地方はやっぱり多い。確かに、地方でまともな職業といったら、公務員、教員、銀行員といったところです。だから、地方

    とある地方公務員が日々思ったことを10のコラムに分けて書いてみた