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ブックマーク / pho.hatenablog.com (7)

  • カラシニコフ - resolution

    3Dプリンタで銃を製造できるという話を聞いたとき、そもそも銃ってどんな構造なんだろうと思い、世界中に出回っている銃であるAK47、カラシニコフのことが気になった。そういえばそんながあったなと思い、買って読んだところ非常に面白かった。 旧ソ連軍の設計技師ミハイル・カラシニコフが1947年に開発した自動小銃。今も現役で使用されている。 ・・・ 「AK」は、ロシア語の「アフタマート・カラシニコワ」(カラシニコフ自動小銃)の頭文字。口径7.62ミリで30発入りの弾倉を装着できる。故障が少なく手入れが簡単なため、未熟な兵士にも取り扱いが容易。途上国で人気が高い。 AK47とはそういう意味だったのかと初めて知った。このは西アフリカ・シエラレオネのAK47元ユーザーへのインタビューから始まる。 町や村を襲ったとき、住民が逃げてしまった家に泊まる。そんなときに銃の手入れをした。AKは分解しても部品が8

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  • 高橋是清自伝 上巻 - resolution

    の特許庁を作った人、226事件で殺された人、そういえば江戸東京たてもの園に家があったな、という程度の認識しかなかったが、なんとなく興味を持ったので自伝を読んでみた。 仙台藩の高橋家の里子にやられ、アメリカに渡って、帰国して、紆余曲折を経て役人になり、欧米視察して特許庁をつくり、ペルー銀山へ行くというのが上巻の構成。自伝だから多少話を盛っているのだろうが、話半分に読んでもなかなか面白い。 かようにして、船出の日もだんだんと押し迫って来たある日のこと、祖母は私を膝近く呼んで一振りの短刀を授けていうには、 「これは祖母が心からの餞別です。これは決して人を害ねるためのものではありません。男は名を惜しむことが第一だ。義のためや、恥を掻いたら、死なねばならぬことがあるかも知れぬ、その万一のために授けるのです」 といって、懇ろに切腹の方法まで教えてくれた。また仙台藩の物書役をしておった鈴木諦之助とい

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  • 鍵を組み合わせる - resolution

    専門性とか、得意なこととか、そういう鍵となるものを組み合わせることが、次のステップに進むのに大切なんだと感じている。次のステップというのは大学に行ったり、転職したりすることに限らず、何か新しいこと全般について言えそうだ。 とりわけ「組み合わせ」が大切だと思っていて、それは組み合わせることで一つ一つの専門性がそれほど高くなくても戦えるからである。こんな話は自分が大学生の頃にたくさん読んだり聞いたりしたので全然新しくないけれども、社会人になって7年も経つとようやく腑に落ちてきた。頭で学ぶことと、身をもって体験することの両方が自分には必要なんだろう。 具体例を出してみるとわかりやすいかもしれない。18歳のとき、大学入試の科目は英語数学、物理、化学の4つだった。別に数学オリンピックの全国大会とか行く力がなくても、それぞれの科目でそこそこの水準に達したら大学に入れた。大学で電気とか物理とかやった。

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  • ステルス戦闘機-スカンク・ワークスの秘密 - resolution

    数年前に師匠が非常に面白そうに読んでいた。もう絶版なのだが、たまたま手に入ったので読んでみた。当に面白いっていうのは、誰かに勧めたりせずにただひたすら楽しむものなんだろうな。ここに感想を書くので、それを見て興味を持った人は読むといい。 このにはステルス戦闘機のことがもちろん書いてあるが、それよりも開発したロッキード社のスカンクワークスについて詳しく書いてある。そしてスカンクワークスが開発した別の戦闘機の話もあって盛りだくさんだ。ソ連との冷戦下であり、アメリカ国内でもCIAと空軍がしのぎを削るなか、少ない予算で頭一つ二つ飛び抜けた凄まじいものを作り上げるスカンクワークス。 スカンクワークスは、50人ほどのベテラン設計技術社と100人ほどの機械工からなる、小さくとも強力なチームだった。われわれに課せられた仕事は、最新技術を駆使して、極秘の用途のための少数の飛行機をつくることだった。 ・

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  • GFIP2013 2日目(3Dプリンタからみた知的財産) - resolution

    ビジネストラック6 最後のセッションがこれ。3Dプリンタをネタに境界領域にある知的財産についていろいろ話すセッション。大学の先生がいろいろ話していた。 先日行われたシンガポール首相の演説でも取り上げられるくらいメジャーになってきた3Dプリンタ。「第三次産業革命?」とエコノミストの言葉を引用してる人もいた。一人目はObjetの3Dプリンタを例にいろいろ話していた。ここはMakerbotを買ったとこ。 今後キーになりそうなのは、スピード、材料の種類とコスト、マシンの精度。プリンタにとってインクが重要であるように、3Dプリンタにとって材料が重要になるであろうとのこと。で、当然向いている産業とそうでもない産業はあるので、他の技術と使い分けるべし。 知的財産の観点から言うと、この技術は別にそんなに新しくなくて、第一世代のコア技術に関する特許保護期間はみな満了しているらしい。第二世代の特許として問題に

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    voyage46
    voyage46 2013/09/16
  • GFIP2013 初日(知的財産価値評価) - resolution

    ビジネストラック2 知的財産とか無形資産とかの価値評価の専門家によるセッション。こんなを出しているらしい。 Fundamentals of Intellectual Property Valuation: Everyday Business Issues And Questions On Value And Valuationposted with amazlet at 13.09.01Weston Anson Donna P. Suchy Chaitali Ahya Amer Bar Assn 売り上げランキング: 1,334,401 Amazon.co.jpで詳細を見る 知的財産価値評価を4つのステップに分けてシンプルに説明していて非常にわかりやすかった。 Identify all IP assets(関連する知的財産を全て特定せよ) Bundle them(全部まとめろ) Tria

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  • 「世紀の空売り」から何を学び取るか - resolution

    フィリピン旅行の帰りの飛行機で読み始めて、一気に読み切ってしまった。「マネーボール」で知られるマイケル・ルイスのだからきっと面白いだろうと思って買ったわけだが、期待以上の面白さだ。リーマンショックなどの一連の出来事がなんだったのか非常によくわかる。 低所得者向けの住宅ローン(サブプライムローン)をまとめて金融商品にして売りさばいていたらいろいろ破綻したというあいまいな認識だったが、このを読めばキーワード一つ一つが一気に繋がった。そんな住宅ローンは無茶だろうと思って、破綻する側に掛けた3つのグループの動向が中心となって話が進んでいく。 現状においておかしな点を見つける、それによって近い将来起きることを予測する、予測に基づいて掛ける、掛け金をきちんと回収する、という基が非常に丁寧に描かれているのがいい。これはお金に限った話ではないし、自分で物事を考えて行動する人間にとって非常に大切な視点

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