Sophosは2008年のセキュリティ動向リポートを公開。Webを経由したマルウェア感染攻撃が増加したと報告している。 セキュリティ企業の英Sophosは12月25日、2008年のセキュリティ動向リポートを発表した。Webを介したマルウェアによる脅威が拡大したと報告している。 リポートによると、同社の解析センターが検知した新規のマルウェア感染サイトは1日当たり約2万サイトで、4.5秒に1サイトのペースで増加していることが分かった。2007年は平均で14秒に1サイトだった。 感染サイトの大半は、SQLインジェクション攻撃などによって不正な改ざんを受けた正規サイトで、アクセス数の多い著名なサイトや大手企業サイト、ニュースサイトなどが標的になっていた。また、マルウェアに感染しているとユーザーを脅して個人情報の搾取や金銭を脅し取る偽ウイルス対策ソフトウェアによる感染被害も拡大した。同社の観測では、