「どこか案内してほしい所はありますか?」。大阪市此花区の商業施設「ユニバーサル・シティウォーク大阪」に、7体のロボットが集まり、店舗案内やクーポン券配布など連携して接客する実験が行われた。 国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)などが主催。全長114センチの「ロボビーII」は、うろうろしている客の動きをキャッチ。手を振って近づき、「何かお困りですか?」などと質問。行きたい場所を声や身ぶりで案内した。 三菱重工業の「wakamaru(ワカマル)」は、看板を見つめる顔の向きから客のニーズを認識し、モニターに必要な情報を表示した。 ロボットは互いにネットワークでつながれており、ATRの秋本高明ネットワークロボット研究室長は「将来的に、ロボットだけの店ができれば面白い」と話している。