振り込め詐欺防げ、ATMに警官 東京都内で10月2008年9月9日11時23分印刷ソーシャルブックマーク 被害が増え続ける振り込め詐欺の緊急対策として、警視庁は10月の1カ月間、東京都内の千数百カ所の現金自動出入機(ATM)で警察官の張り付けや立ち寄りを実施することを決めた。かつて犯人側が現金を引き出したり、被害者が振り込みに利用したりしたATMが中心で、不審者の発見や被害の防止に努める。 捜査や防犯対策を担う刑事部や生活安全部だけでなく、交通部や機動隊員、各警察署員らも動員した過去最大規模のマンパワーの投入で被害拡大を食い止めたい考えだ。警視庁は9日、指揮を執る「振り込め詐欺緊急対策本部統括事務局」を発足させた。 警視庁によると、8月末までに確認した今年の振り込め詐欺被害は2973件、約46億3千万円。昨年同期比で被害数は約5割増え、被害額も約3割増と深刻さを増す。 被害を分析した結果、