渡米前のネット事前申請「ESTA」スタート2009年1月12日17時26分印刷ソーシャルブックマーク 米国にビザを持たずに短期滞在(90日以内)する場合、インターネットで事前申請を義務づける電子渡航認証システム(ESTA)の運用が12日、始まった。成田空港でも、渡米する旅行者らが航空各社のカウンターで申請の有無の確認を受けたが、大きな混乱はなかった。 日本航空と全日空は、事前申請を忘れた旅行客のため、臨時の入力用パソコンを置き対応した。米国大使館も案内ブースを設置して新制度を説明した。新制度は、専用サイトで氏名や生年月日、パスポート番号など約20項目の質問の回答を入力し、問題がなければ承認される仕組み。航空各社は承認の有無を旅券で確認し、出発までに承認がない場合は搭乗させない方針だ。アトランタに向かうという川崎市の男性会社員(50)は「申請はネットで数分と簡単だったが、できればない方がいい