情報処理推進機構(IPA)は1月6日、同機構職員の私物PCから電子データが流出した事件に関する経過報告を行った。IPA以外の企業情報もファイル共有ソフトウェアのネットワーク上に流出した。 同日現在、確認された流出ファイル数は1万6208ファイルで、このうち約1万3000ファイルが文書データだった。IPAでの業務データや職員がIPA以前に在籍していた企業および取引企業11社の情報も含まれるという。 流出したデータのうち、IPAでの業務関連のものは「組み込み技術展2007」とソフトウェアエンジニアリングセンター開設3周年で、職員が私物のデジタルカメラで撮影した画像だった。 一方、職員が以前に在籍した企業やその関連企業に関するデータには、2000~2005年当時の関係者の個人情報などが含まれ、総数は1万ファイルを超えるとみられる。個人情報の内容については、「回答できない」(仲田雄作理事)としてい